【UFN200】左手をマットについたボルダルが悲鳴。ゴードンがテクニカルSUB勝利
【写真】柔術が一番の強味のゴードンの打撃の勢いに押され、テイクダウンを仕掛けたところからボンダルはボタンの掛け違いを修正できなかった(C)Zuffa/UFC
<フライ級/5分3R>
マルコム・ゴードン(米国)
Def.1R1分22秒by Technical Sub
デニス・ボンダル(ウクライナ)
ゴードンが左ジャブを伸ばし、ボンダルがローを蹴っていく。右を当ててゴードンがワンツーで前に出ると、ボンダルがダブルレッグでテイクダウンを奪う。三角狙いのゴードンは、ハイガードから腕を伸ばしに掛かると、横回転もヒジが抜けボンダルがスクランブルに持ち込んで立ち上がる。
ケージに押し込まれたゴードンはウィザーの状態から、前方回転するように内股でボンダルを投げる。そのまま同体で立ち上がり、小手を決めた状態でゴードンが上を取りかけた刹那ボンダルが悲鳴をあげる。
ボンダルは立ち上がる際にマットに掌をつけていた左ヒジを脱臼したか──期待の一番はあっけない形で終わった。「フィニッシュが必要だった。テクニカルが柔術で勝ちたかった。腕十字の時に腕がいったんだ。でも抜けて戦おうとしたから『それなら』ってね、ケージに押し込んで抑えた。その壊れた腕を使って立ち上がろうとしたから、怖かったよ。腕が極まっていたのが分かっていたから」とゴードンはUFC2勝目を振り返った。