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【ONE126】TD&コントロールで試合をリードした手塚が、左フック一発でマルケスをKO

【写真】見事なKO勝ちで、2試合連続最終回でのKO勝ちとなった手塚(C)ONE

<ウェルター級(※77.1キロ)/5分3R>
手塚裕之(日本)
Def.3R1分05秒by KO
エジソン・マルケス(ブラジル)

ファイトウィークになり、対戦相手がゼバスチャン・カデスラムからエジソン・マルケスに変わった手塚。長身のマルケスがジャブを伸ばす。手塚はローを狙う。ジャブをパーリングしローを蹴った手塚は、逆にローを蹴られる。前に出てジャブにも左を振るう手塚だが、ローでバランスを崩される。すぐに立ち上がった手塚は左を空振りする。手塚はジャブに左ハイを見せ、直後にダブルレッグでテイクダウンを奪う。

サイドで抑えた手塚は頭を巻いてきたマルケスのハーフに収まると、細かいパンチをテンプルに続ける。しがみついているマルケスに注意が入り、鉄槌やパンチを続ける手塚にもポジションを取れという鬼指示をレフェリーが与える。スクランブルにバックからパンチを連打した手塚は、ケージ際でバックを続けるもマルケスが胸を合わせて離れる。手塚は跳びヒザをかわし、リーチの長いマルケスに左ジャブを伸ばす。右は振りが大きくなった手塚だが初回をリードした。

2R、マルケスがジャブを届かせる。手塚は左右のローを返し、右オーバーハンドは空振りに。ジャブを差し合った両者、ボディストレートにダブルレッグの手塚だがマルケスが切る。それでも手塚は右ローにダブルレッグを合わせてテイクダウンし、マルケスがクローズドガードを取る。手塚のパンチは後頭部に入り、レフェリーが注意を与える。手塚はヒザを尻に当ててガードを割るが、マルケスがクローズドを取り直す。

ヒジを鼻に滑らせる手塚は、肩固めを狙い反応したマルケスを殴っていく。マルケスは手首を掴んでパンチを防ごうとするが、振り払った手塚が殴っていく。しっかりとハーフで抑えた手塚は、最後に腕関節を狙うがマルケスが立ち上がって前方に振り落としリバーサル。手塚がスタンドに戻り時間に──この回もリードを広げた。

最終回、右から左を入れたマルケス。手塚は左で腹を殴り、ステップインからも左ボディフックを打ち込む。とマルケスの左に、踏み込んで左フックを合わせた手塚がこの一発でKO勝ちを決めた。

「アイ・フィール・グレート」と話した手塚は、そのまま英語で「次はカデスタムか秋山と戦いたい。ありがとう」とアピールした。


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