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【WNO13】サブオンリーでも、コントロールは欠かせない。ピクスリーがリードにジャッジ判定勝利

<ライトヘビー級/15分1R>
マイケル・ピクスリー(米国)
Def.3-0
キャメロン・リード(米国)

すぐにダブルを仕掛けたピクスリーに対し、リードが座る。足首、ヒザを掴んでパス狙いのピクスリーもヒザをつき、」すぐに立ち上がる。リードのシングルレッグにギロチンをピクスリーが合わせようとする。即座に自ら背中をマットにつけたリードは、上四方で抑えられる。

レフェリーがマット中央に両者を移動させ、試合が再開。ピクスリーはアームインでノースサウス狙いからネッククランク、極めきれないとみると立ち上がる。引き続きパス根らいのピクスリーに対し、リードがツーオンワンで腕を取る。アームドラッグ気味に腕を引き寄せようとしたリードだが、ピクスリーがボディロックから一気にパスを決める。

足を戻せないリードは、フレームを必死で下から作ろうとする。ピクスリーは枕で抑え、トップを2分以上続けたが、ここも自ら立ち上がった。動かない相手を切り崩すのに苦労している感もあるピクスリーだが、リードはここままでは勝ち目がない。ボディロックのピクスリーは顔を押すリードだがパスを許す。さらにマウント狙いのピクスリーだったが、ここはリードが足を戻す。残り7分、リードがゴゴプラッタからオモプラッタへ。

10thPlanetらしい仕掛けをリードが見せ、ピクスリーが腕を抜いてガードの中から立ち上がる。リードはピクスリーのボディロックにバタフライガードを取るが、自らの間合いで密着できない。残り5分、ここでジャッジはピクスリーを支持しているというアナウンスが入る。

ピクスリーのトップコントロールが、リードのゴゴとオモの仕掛けを上回っていることが明らかになり、リードが攻めの姿勢でスクートで前に出る。ピクスリーは捌きつつ、3度目のパスガードを決める。残り2分半、枕のピクスリーにリードはエビも使えない。バギーチョーク狙いか、足を掴みに行ったリード。ホールドできず、ピクスリーが上四方へ。リードはここで足を戻すが、ピクスリーが押し返して守りのグラップリングに。このまま時間となり、3-0でピクスリーが判定勝ちを手にした。

極めに近くなかったサブミッションのトライよりも、ポジションを取ったピクスリーの勝利は戦いとして真っ当と思えた。


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