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【Pancrase325】ダウンから大逆転! 久米鷹介が雑賀ヤン坊達也を腕十字で下してライト級KOPを統一

2021.12.12

【写真】久米が誰の目にも明らかなダメージを負いながら、最後は大逆転勝利を果たした(C)MMAPLANET

<ライト級王座統一戦/5分5R>
久米鷹介(日本)
Def.2R2分28秒 by 腕十字
雑賀ヤン坊達也(日本)

久米が足を使ってサークリング、それを雑賀が追う。雑賀が右ロー、久米が距離を取ってからダウブルレッグでテイクダウンを奪った。ケージを背にして立ち上がった雑賀を、ボディロックで再び倒していく久米。なおも立ち上がる雑賀をケージに押しみながら外掛けでグラウンドに持ち込もうとする。しかし雑賀は左腕を差し上げ、体勢を入れ替えて久米をケージに押し込んだ。ケージ際のポジション争いが繰り広げられるなか、久米がボディロックから優位な位置に。雑賀はここで離れて、ケージ中央に戻る。

ここで距離をとった久米の左フックに対して、インサイドから右を合わせてダウンを奪った雑賀。すかさずパウンドを連打するも、久米が下から三角、さらに腕十字へ。腕を抜いた雑賀に対し、久米は目もうつろに。しかし久米は雑賀の右腕を抱え、ケージ際に運んでキムラで絞り上げる。体勢を入れ替えようとする雑賀をツイスターの形で固めながら、左腕はハンマーロックに。そのまま1Rが終了した。裁定はジャッジ3者とも10-9で雑賀に付けた。


2R、足を使ってからダブルレッグを仕掛けた久米。これをスプロールされると引き込む。


そして両腕を差し上げながら起き上がり、ダブルレッグに切り替えてケージ際で雑賀に尻もちを着かせる。


ボディロックからバックに回った久米は、すかさず左腕を雑賀の首に回してRNCへ。


雑賀もクラッチを切って凌ぐ。すると久米は雑賀の左腕を取って腕十字へ。左ワキで挟み、絞り上げる久米。雑賀はブリッジするも、その方向に合わせてさらに絞り上げ、雑賀からタップを奪った。


これでライト級KOPの3度目の防衛、ならびに王座統一を果たした久米。
スタジオコースト最後の試合を激勝で飾った久米は、「雑賀選手は強かったです。応援してくださっている方々が……」と言葉を詰まらせる。
「フィニッシュを逃せないと思い、必死に極めに行った。一戦一戦、感謝の気持ちを込めながら戦っていくしかないです。ありがとうございました」と締めくくった。


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