【EXFIGHT02】TDで上回るも打撃で劣勢、しかし2Rに盛り返して優勢Pを勝ち取った高木が吉村に判定勝ち
【写真】序盤は相手のパンチを食らいながら、最後は自身がパンチで盛り返した高木 (C)MMAPLANET
<ウェルター級/5分2R>
高木オーディン祥多(日本)
Def.3-0:20-18.19-19.19-19.
吉村天弥(日本)
※19-19のジャッジ2名が高木に優勢ポイント
高木の右ローから試合はスタート。吉村の右ストレートをかわした高木は、さらに相手の右ローをキャッチしてグラウンドに持ち込んだ。ハーフガードの相手を抑え込む高木に対し、吉村は下からパンチを当てながらフルガードに戻そうと試みる。しかし、高木は再び1本越えて吉村を抑える。左腕で吉村の首を抱え、右のパンチを上下に打ち分ける高木。吉村の右腕を払い、パスして肩固めを狙いに行く。
高木が一瞬パスしたかに見えたが、吉村もハーフに戻した。すると立ち上がる高木だったが、下から吉村の蹴り上げが何度も高木の顔面を捉える。再びガードの中に入った高木に対し、吉村はハーフから足を取りに行ってスイープを狙うも、高木がディフェンスした。ここでブレイクが掛かり、試合はスタンドで再開。吉村が左右のパンチで高木をケージ際まで追い込んでいく。
残り30秒、打撃で押された高木は組みに行くも失敗。吉村はパンチの連打とヒザ蹴りで攻め込み、右ストレートをヒットさせた。高木も右フックを返してファーストラウンドを終えた。
最終回、吉村がプレッシャーをかける。吉村がストレートで高木を下がらせ、相手が前に出てくるとショートのパンチを当てた。左右のフックからテンカオで高木を追い詰める吉村。高木が前に出てくると、今度は吉村がサークリングしながら、距離が詰まるとジャブからパンチをヒットさせる。前に出た高木だが、吉村が押し返してジャブを放つ。しかし高木の右フックが吉村の顔面を捉えた。
2分が経過したところで、高木が左フックを当ててから組み付き、テイクダウンを奪った。ケージ際でハーフガードの吉村を抑え込む高木。1Rと同様に、高木は肩固めを狙いながらパスを仕掛ける。そしてパスに成功、マウントを奪った高木に対して、吉村もすぐにハーフへ戻す。高木はパウンドを放つも、その瞬間に吉村がガードに戻す。立ち上がって、背中を着けている吉村に対してパスを狙うも、レフェリーがブレイクをかけた。
残り30秒、スタンドで打ち合う両者だったが、高木の右が幾度も吉村の顔面を捉える。そしてラスト10秒は高木がラッシュを仕掛けて、試合終了のホーンを聞いた。
ジャッジは1人が高木につけたが、2人はドロー。しかし、いずれも高木に優勢ポイントをつけたことで、高木がユナニマスで勝利した。