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【PFL2021#09】クリス・ウェードという名のケージレスリング。上を取り切り、ジェンキンスを支配し快勝

<フェザー級準決勝/5分3R>
クリス・ウェード(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28
バッバ・ジェンキンス(米国)

いきなり跳びヒザを見せたジェンキンスが、シングルレッグに出てボディロロックからテイクダウンを奪う。スクランブルをさせないジェンキンスは、バックに回りワンフックへ。ウェードが立ち上がり、ジェンキンスのバックコントロールが続く。ジェンキンスは正対するとシングルレッグで再び倒す。

ウェードのマルセロチンに対し、ジェンキンスは背中を自らつけてスピンアウト。立ち上がったところでウェードがダブルレッグでケージに押し込む。ヒザ裏に腕を通しリバーサル狙いのジェンキンスだが、ウェードはヒザをつけてシングル持ち上げ、前方に落とすと足を捌いてリバーサルに成功する。

結果、上四方で抑えたウェードがバックを伺うと、ジェンキンスは前方に落としつつサイドバックへ。ここでウェードが見事なクレイドルで上を奪い切り、レッグドラックで抑えパンチを落とした。

2R、サウスポーの構えから左ロー、オーソに戻して右ハイから後ろ回し蹴りを見せたウェードに対し、ジェンキンスが左ローを繰り出す。蹴りを多用するウェードに右を当てたジェンキンスがワンツーからダブルレッグへ。ボディロックにキムラ狙いのウェードが、がぶりからギロチンへスイッチする。さらにアナコンダに入ったウェードは下にならず、そのまま絞めていく。

腰をずらそうとするジェンキンスが、ヒザ立ちに。ギロチンにスイッチしたウェードは、ここもスピンアウトのジェンキンスのバックに回る。ワンフックでチョークに入ったウェードは、ジェンキンスの背中を伸ばしにかかる。ハーフと3/4マウント、そしてバックの中間にあるポジションでコントロールしたウェードが2Rも取った。

最終回、スイッチを繰り返すウェードがバック・ヒールキック、ジェンキンスは右を当てて組むとバックに回る。アンクルを取るウェードは、前方にジェンキンスを落とし足を捌きにかかる。結果、上を取りサイドで抑えたウェードがクルスフィックからパンチ、上四方に回りノースサウスチョークを狙う。

察知して動いた──いや、動かされたジェンキンスはバックを取られヒザを打たれる。ウェードは正対しダブルレッグへ。切ったジェンキンスがバックを伺う。ここで両足をフックしたジェンキンスだが、わきの下から後頭部を抱えたウェードが腰を上げて、前方に落としにかかる。背中をマットに着けるのは嫌がったジェンキンスだが、結果的にウェードにバックを取られる。

背中を伸ばされないよう、また腹ばいになるのも避けるジェンキンスは後方から殴られ、ケージを背負って前を向く。アームインギロチンで抱えたウェードは、背中を反って絞める。ジェンキンスはサムアップも、ウェードは左手のクラッチを解いて勝利をアピールし時間に。

ジャッジの1人が29-28をつけたが、ジェンキンスをドミネイトして完勝のウェードは「彼はD1オールアメリカンで、僕は州王者と皆に言われた。でも僕のD2のオールアメリカンなんだ。僕は世界中の誰ともレスリングできる。MMAでのスクランブルに僕のレスリングは使える。彼はクラシックならレスラーだから。フックヒールキックで、彼はダウン状態だったよね。145ポンドは最高だよ。あと一つ、レッツゴー!!」と話した。


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