【PFL2021#07】マゴメドカリモフがTD&トップキープで完封、3-0の判定でシを下し決勝へ
<ウェルター級準決勝/5分3R>
マゴメド・マゴメドカリモフ(ダゲスタン)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27.
サディボウ・シ(スウェーデン)
サウスポーのシに対し、いきなりダブルを仕掛けたマゴメドカリモフ。これをシがカットすると、離れてから再びテイクダウンを狙ったマゴメドカリモフが、ケージ際でシに背中を着かせた。上から左の拳を落とすマゴメドカリモフ、シがケージに背中を着けて体を起こそうとするが、そのシの体をズラして寝かせる。
下から両脇を差していたシだが、マゴメドカリモフはシの頭を抱え、左腕を喉元に回して絞めあげる。これは極まらなかったが、ハーフガードになったシにパンチを落とし続けてラウンドを終えた。
2R、シが左右のローからパンチを伸ばす。マゴメドカリモフもロングのパンチからシを追い立てるが、シも左を返していく。ケージを背にしてサークリングするシ。ケージ中央に戻ると、左ローと左ジャブで、マゴメドカリモフを中に入れさせない。スイッチも見せるシは、マゴメドカリモフのシングルをスプロール、スタンドではスイッチして左ジャブを伸ばす。
マゴメドカリモフが前に出てくると、シは距離を取って左ローを当てていく。マゴメドカリモフの右スイングは空振りが多くなり、シがプレッシャーをかける場面も増える。残り1分30秒で、マゴメドカリモフがシの右足にシングルを仕掛け、シも足を抜いたがそのまま背中を着いてしまう。マゴメドカリモフは1Rと同様に、シを抑え込んでパンチを落とす。
最終R、マゴメドカリモフが前に出る。シはサウスポーから左ミドルハイ。ケージを背にしてサークリングするシを、マゴメドカリモフが追い立てる。1分を過ぎたあたりから、反対にシがプレッシャーをかけ始める。相手の左ジャブをかわすマゴメドカリモフだが、近づくことはできない。シはジャブとミドルで距離を取る。
ここでマゴメドカリモフが前に出るも、シを捕まえることができない。2分30秒でシにケージを背負わせたマゴメドカリモフが組み付き、左腕を差し込んで相手をケージに押し込む。さらに、一旦離れてからシの右足にシングルを仕掛けたマゴメドカリモフ。ここは倒し切れないが、再び左腕を指してシをケージに押し込んでいく。
頭を付け、ヒザを打ち込むマゴメドカリモフだが、シのバランスは崩れない。マゴメドカリモフはシの左足を抱えたが、テイクダウンを奪うことはできなかった。
判定はジャッジ3者がフルマークをつけてマゴメドカリモフの勝利。マゴメドカリモフがウェルター級T決勝進出を決めた。