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【NEXUS23】橋本薫汰、タイガー石井にしっかりと勝ってフライ級のベルト巻く

【写真】ジャブ、テイクダウン、コントロール。やるべきことをやり切り橋本が第2代ネクサスフライ級王者に (C)NEXUS

25日(日)に東京都新宿区のGENスポーツパレスでNEXUS23が開催された。試合レポート第3弾はトリプルメイン第2試合──NEXUSフライ級王者決定戦=橋本薫汰✖タイガー石井戦の模様をお届けしたい。


<NEXUSフライ級王者決定戦/5分2R+ExR>
橋本薫汰(日本)
Def.30-27.29-28.29-28
タイガー石井(日本)

まず左右のローを蹴るタイガー。続いて橋本の左ジャブに右ローを合わせる。右ローを続けるタイガーに対し、橋本は右を顔面に当てる。前蹴りから右ミドルの橋本、タイガーはこれを掴み損ねる。間合いをはかりつつ、右ローのタイガー。橋本は右ミドルを返す。ゆっくりとしたリズムの打撃戦のなかで、橋本のローにタイガーが右を伸ばす。

橋本は残り2分を切ると、パンチの届かない距離からダブルレッグを決める。タイガーの頭を抱えて引き寄せ、カカトでワキを蹴っていく。ガードの中で有効な攻撃のなかった橋本は抱えられた状態から、腕を抜いて右のパンチを纏め、立ち上がってローを蹴り──しっかりとスコアリングした。

2R、タイガーは左ローを蹴り、橋本の右ローをキャッチして右を打っていく。リーチに勝る橋本が左ジャブを伸ばし、タイガーのハイをかわす。直後にタイガーは右ローを2発、鈍い音が館内に響く。この右ローが効いたように見える橋本は、続くローをキャッチしてテイクダウンを決める。

足は絡めず右足を取っていたタイガーが、変則の三角へ。そのままマットに頭をつけられた橋本は、ワキ腹を殴っていく。この角度の三角はやはり決まらず、スクランブルで橋本がバックに回る。前方に崩して殴る橋本は、タイガーのキムラ狙いを防ぎ──時間が過ぎる。

残り1分を切っても、キムラクラッチを続け背中を預けた状態のタイガーは、ラスト20秒でリリースして正面を向き、橋本のロングのパンチに前蹴りを見せるも、ケージを背負った状態で時間となった。

ジャッジ1人は20-18で橋本、19-19が2人で延長ラウンドに。タイガーの右ローに、橋本が右を合わす。続いてタイガーのワンツーをブロックした橋本が、右を伸ばす。タイガーは打撃の間合いをアイポークがあったとアピールし、試合が中断。再開後、右ローから左ミドルハイをタイガーが蹴っていく。

橋本は右ストレート、左フック、そして左ジャブでタイガーにケージを背負わせる。タイガーは右オーバーハンドも、左を伸ばしたところでダブルレッグ・テイクダウンを許す。ハーフでトップの橋本は、ワキをすくってRNクラッチで固めるタイガーの腕狙いを防ぎつつ、トップで時間を使う。立ち上がってキムラ狙いのタイガーは、腕を抜かれて離れると残り試合タイムは1分に。

タイガーは左を当てるが、橋本のワンツーで下がり、前蹴りからダブルレッグを決められる。首を抱えたタイガーだが、ギロチンは極めきれずタイムアップに。3-0で判定勝ちした橋本が、NEXUSフライ級王座に就いた。

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