【UFC264】ケージに詰まったデュプレシーが、一瞬の間で右ストレートを決めジャイルズをKO
【写真】元KSWウェルター級王者デュプレシーが、UFCミドル級で2連勝を果たした(C)Zuffa/UFC
<ミドル級/5分3R>
ドリキュス・デュプレシー(南アフリカ)
Def.2R1分41秒by TKO
トレヴィン・ジェイルズ(米国)
まず左ミドルを蹴ったデュプレシーに対し、ジャイルズはワンツーの左フックを伸ばす。デュプレシーは左ローを2発見せ、左ミドルを入れる。スイッチして前足の蹴りも上手く使うデュプレシーに対し、拳を下げたジャイルズは跳びヒザに右フックを合わせようとする。ワンツーに真っすぐ下がったデュプレシー、これは危ない。
デュプレシーは左ハイに続いて右ロー、圧に負けないよう足を出している感がある。デュプレシーの飛び込んでの左ストレートに、カウンターを合わせにいったジャイルズと頭がぶつかる。予想外に見るファイトをしているジャイルズは、デュプレシーのダブルレッグからのドライブでケージに詰められ、シングルレッグ、さらにダブルに移行して受けのファイトに。
最終的にギロチンを狙ったジャイルズはすっぽ抜けて下になり、マウントを取られる。ジャイルズは背中を見せ、バックから落ちそうになったデュプレシーがスロエフ・ストレッチへ。ここで足を抜いた上を取り切ったジャイルズに対し、デュプレシーはキムラクラッチからスイープし、上を取り返す。エルボーを入れ、スクランブルでギロチンをセットしたデュプレシー。ジャイルズが嫌がって、キャンバス背中をつけたところで初回が終わった。
2R、デュプレシーが左ミドルを蹴り、ジャイルズはボディを抉る。真っ直ぐ下がったデュプレシーは跳びヒザ後に組んでテイクダウンを狙うが、ジャイルズが切る。左フックから右を入れたデュプレシー、ジャイルズはパンチにも蹴りにもカウンターを狙う。ローを蹴ったデュプレシーは、ジャイルズのエルボーにケージに詰まってワンツーフックを被弾する。ここでジャイルズが間合を外すと、デュプレシーが左を見せてから右ストレートを打ち込みダウンを奪う。そのまま鉄槌を連打したデュプレシーが、オクタゴン2連勝を果たした。
「初回は左フックが当たっていたけど、右には同じパワーがあるんだ。ニーやエルボーをしてきたけど、右がヒットすると分かっていた。僕の名前は言い間違えられるけど、ドリキュス・デュプレシーだ。覚えてほしい」と勝者は話した。