【UFC111】カーウィンまたもや1R決着、暫定王座戴冠
■第8試合 UFC世界ヘビー級暫定王座決定戦/5分5R
シェーン・カーウィン(米国)
Def.1R3分48秒/TKO
フランク・ミアー(米国)
【写真】レスナー、ベラスケス、ネルソンらと、ヘビー級新時代を作るであろうカーウィンが同級の門番ミアーに快勝した (C) ZUFFA
やや低めの構えから、パンチを繰り出すミアー。打撃で勝負に行くかと思われたカーウィンは、直後に組みついてミアーをケージに押し込んでいく。ミアーの左モモにヒザを入れ、振りの小さな右パンチを顔面に放つカーウィンだったが、レフェリーがブレイク。この時点でファイトタイムは2分11秒を越え、カーウィンにとってキャリア最長に。
パンチの交換から、またも組みついたのはカーウィン。右腕をアンダーフックにしたままで、左アッパーを連打すると、ミアーがヒザから崩れ落ちる。さらにカーウィンはパンチの回転数をあげ、左右のフックを連打、シングルを狙ったミアーを仕留めにかかると、ミアーの動きが止まる。
ここでレフェリーが試合をストップしてもおかしくなかったが、ミアーは左腕をロックして、何とか生き延びる。カーウィンは余った右手でパンチを続けると、ミアーの体が完全に伸びきり、後方からパンチを連打されると完全に動かなくなり、レフェリーが試合を止めた。
キャリア12戦目の戴冠、カーウィンが勢いそのまま元王者を下し、暫定世界ヘビー級のベルトを巻くこにとなった。勝利が決した直後に、世界UFCヘビー級王者ブロック・レスナーがオクタゴンに上がり、カーウィンと向かい合い世界王座統一戦を約束した。