【UFC111】ノンストップ・アクションはペルグリーノに軍配
■第7試合 ライト級/5分3R
カート・ペルグリーノ(米国)
Def.2R4分20秒/リアネイキドチョーク
ファブリシオ・モランゴ・カモエス(ブラジル)
【写真】宇野薫と引き分けたモランゴ・カモエスに堂々の一本勝ちを挙げたペルグリーノ。改めてライト級の層の厚さを感じさせる結果となった (C) ZUFFA
試合開始早々、シングルレッグからダブル、バックに回ったモランゴに、レスリングで強さを見せるペルグリーノは胸を合わせるが、モランゴはここで背負い投げ。投げ切られず、バックを奪おうとしたペルグリーノだが、前方に振り落とされ、逆にバックを取られる。
モランゴはスタンドに戻ったペルグリーノの背中に飛び乗り、ケージを背にしながら両足をフックしチョークを狙う。タイトにチョークが極まりかけるが、抜群のディフェンスを見せたベルグリーノはモランゴが乗り過ぎると、前転するように振り落とし、直後に胸を合わせてトップを奪う。そのままバックを奪い、逆にチョークを狙ったペルグリーノはモランゴの回転に合わせてマウントへ。
ガードに戻したモランゴは、三角からオモプラッタを狙い、察知したペルグリーノがサイドを奪うと、かまわずボトムからダースチョークを仕掛ける。首を引き抜いたペルグリーノに対し、モランゴはハーフから潜りを見せるが、鉄槌を落とされノンストップアクションの初回を終えた。
2R、テイクダウンを奪ったペルグリーノは、シッティングからシングルを狙ったモランゴのバックをうかがう。胸を合わせて、距離をとったモランゴに対し、ペルグリーノはダブルレッグでテイクダウンを奪うことに成功。右のエルボーを連打するペルグリーノは、左脇を差して、右足を一本引き抜きハーフの状態を取った直後にマウントを奪取、ハーフにもどしたモランゴは再び潜りスイープを仕掛けるが、今度はエルボーを顔面に落とされてしまう。
脇を差して、スイープを狙うモランゴの左足カカトをコントロールし、トップをキープするペルグリーノ。立ち上がったモランゴだが、動きは鈍くなっていく。テイクダウンを失敗し、引き込みからスイープを狙ったモランゴのバックに回ったペルグリーノは、リアネイキドチョークを仕掛けると、モランゴの頭の左横に自らの頭を置き完璧な形を作る。もはや、モランゴに残された道はタップすることだけだった。