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【LFA110】クリスチャン・ナティヴィダッド、粘るアギーレに圧をかけ続け判定勝ち

<フライ級/5分3R>
クリスチャン・ナティヴィダッド(米国)
Def.3-0:30-26.29-27.29-27
ルイス・アギーレ(メキシコ)

兄ケビンがLFAからUFCに昇格しているナティヴィダッドは、フライ級注目の存在だ。左ジャブを伸ばすナティヴィダッドが、前蹴りを捌いてワンツーを放つ。さらに左リードフックを当ててアギーレを下がらせ、右を振るう。パンチの圧が強いナティヴィダッドは右オーバーハンド、左ジャブ、リードフックとペースを握る。

顔面からボディストレートを決めたと思われたナティヴィダッドだが、パンチが低く試合が中断される。再開後、右オーバーハンドで前に出たナティヴィダッドに対し、アギーレは完全に気圧されている。右インロー、右ストレートとナティヴィダッドが攻撃を散らし、左ジャブを当てる。ケージに詰まって左フック、続いてテンプルに右を被弾したアギーレの腰が落ちる。

ワンツーから前に出て左ミドルを放ったアギーレは、左フックを合わせれ下になる。足を絡ませてバックを狙ったアギーレから離れてスタンドに戻ったナティヴィダッドナティヴィダッドが、右ストレートから左を打ち込む。右エルボーを見せ、左ミドルを蹴るなどアギーレがやや盛り返すが、初回は失った。

2R、キャンパスがスリッピーになり試合が中断される。リスタート後、アギーレの右オーバーハンドにボディを見せたナティヴィダッド。アギーレも鋭い左ハイを蹴っていく。すぐに右ハイを返したナティヴィダッドに対し、アギーレが右オーバーハンドを見せてテイクダウンを狙う。急ぎ、離れたナティヴィダッドが近距離でワンツーフック、アギーレもブロッキングで防御する。直後の左のステップインに、右フックを受けたアギーレがダウン。それでも下からオモプラッタを狙い、煽ると今度はナティヴィダッド素早く逃げて立ち上がる。

スタンドに戻ると間はナティヴィダッドとなり、ガードの上からフックを打つ。左ミドルは出すが、パンチは届かないアギーレは左フックをもらい、ここも引き込むようにガードを取る。クローズドを取ったアギーレに対し、左手を背中越しに取り右を連打したナティヴィダッドが2回も取った。

3R、まず右オーバーハンドを見せたアギーレだが、ナティヴィダッドは右フックを引き続き振るって、ボディも打ち抜く。レベルチェンジから左ボディのナティヴィダッド、アギーレはエルボーから左ハイ、右オーバーハンドを当てる。ワンツー、左ミドルと手数が増えたアギーレだが、ナティヴィダッドが右ボディから右オーバーハンドを繰り出す。

下がらないアギーレだが、右を受けジャブを当てられる。それでも前に出て腹を蹴るアギーレのパンチに、ナティヴィダッドが口を開けて鼻血も見られる。左目尻をカットしているアギーレが飛び蹴りをかわす。左の相打ちから、ナティヴィダッドが組みつく。ギロチンを防いで、タイムコントロールを見せたナティヴィダッドがアギーレに立ち上がらせず、フィニッシャーでいて、マネージメントぶりを見せて3-0の判定勝ち。

デビュー以来の連勝を4に伸ばしたナティヴィダッドは「嬉しくないね。ワンパンチの異名通り戦えなかった……ニックネームを変えないと。ジムに戻ってまた練習だよ。フライ級に転向し、初めてキックも使った。正直、新しいジムに移ったけど前のジムが懐かしい。でも、この数カ月で新しい技術をたくさん身につけた。アギーレのタフさには驚かされた。参った、ファイト・オブ・ザ・ナイトのボーナスが欲しいよ」と話した。


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