【Bellator261】挑戦権争い。渡辺華奈「私が強いところも多い」✖カモーシェ「支配でなくフィニッシュ」
【写真】米国で2戦目。ここで勝てば挑戦権獲得は確実だろう (C)BELLATOR
25日(金・現地時間)、コネチカット州アンカスビルのFight sphere=モヒガンサン・アリーナ でBellator261「Johnson vs Moldavsky」が開催され、渡辺華奈が北米2戦目でリズ・カモーシェと対戦する。
ベルトを巻くことはできなかったが、StrikeforceとUFCでは2階級で世界王座に挑戦経験があるカモーシェは、渡辺にとってキャリア最強の相手といっても過言でない。ともに勝てばBellator世界女子フライ級王者ジュリアナ・ヴェラスケスへの挑戦が確実視されるなか、23日(水・同)に揃ってバーチャル・メディアデーに臨んだ。
「米国での試合も2度目なので慣れました。米国に来るのも疲れないで、飛行機の中も楽しんでいます」という渡辺は、柔道出身ということでロンダ・ラウジーに例えられることに関して「ロンダ・ラウジー選手に似ていると言われるのは、とても嬉しいです。ベリー・ハッピー。でも柔道のスタイルは違います。投げ技も寝技も全然違います」と柔道=ロンダ論に対して、返答をした。
現王者のヴェラスケスは、デニス・キルホンツとの王座防衛戦が7月16日(金・同)に控えているが、「ヴェラスケス選手が判定で勝つと思います。その勝者に私が挑戦します」とカモーシェ越えを宣言。
対して、タイトル挑戦に関しては並々ならぬ意気込みのカモーシェは「カナ・ワタナベは10勝0敗という素晴らしい戦績を持つタフな選手。でも私は連勝を止めるだけでなく、完全にドミネイトし、ストロングフィニッシュを狙うわ。コントロールし続けるだけじゃなく、パウンドアウト、サブミッションでフィニッシュする。それこそ挑戦権を手に入れるのにふさわしい勝利だから」と話した。
渡辺からはカモーショに関して「穴のないファイター。でも、私の方が強いところもたくさんもあります」という言葉が聞かれた。
組んで倒す、トップを取るまでの強さは間違いなく渡辺はワールドクラスだ。
特にカモーシェが打撃で間を制してなお、クリンチやボディロックを仕掛けようものなら、内股、払い腰、担いで一本に匹敵する投げを打てるだろう。
と同時にそこに行くまでにパンチを被弾することは、ここから上のファイターのパンチ力を考えると、そうそうできない。そしてトップを取った後のコントロールはどうか。背中をつけることもでき、優れたレスリングテクニックを持つカモーシェを抑えこみ、パウンドで削ること──それを早い段階でできれば、渡辺にも多いに勝機はある。
■視聴方法(予定)
6月26日(土・日本時間)
午前7時30分~Prelim :Bellator MMA YouTube Channel
午前10時~Main Card: Bellator MMA YouTube Channel
■Bellator261対戦カード
<Bellator暫定世界ヘビー級王座決定戦/5分5R>
ティモシー・ジョンソン(米国)
ヴァレンティン・モルドフスキー(ロシア)
<女子フェザー級/5分3R>
リズ・カモーシェ(米国)
渡辺華奈(日本)
<フェザー級/5分3R>
ダニエル・ヴェイケル(ドイツ)
ケオニ・ディッグス(米国)
<ライト級/5分3R>
マイルズ・ジュリー(米国)
シドニー・アウトロー(米国)
<ライトヘビー級/5分3R>
クリスチャン・エドワーズ(米国)
シモン・ビヨン(カメルーン)
<ライト級/5分3R>
ソーレン・バク(ノルウェー)
ボビー・リー(米国)
<ライト級/5分3R>
アイザイア・ホキット(米国)
コーリー・サミュエルス(米国)
<バンタム級/5分3R>
ジェイロン・ベイツ(米国)
コディ・マシューズ(米国)
<ミドル級/5分3R>
テイラー・ジョンソン(米国)
ランス・ライト(米国)
<フェザー級/5分3R>
ジョン・マカパ(米国)
ジョン・デ・ジーサス(米国)