【Invicta FC PS04】完璧な5分間、ヴァンザントがミハレックに何もさせず決勝へ
【写真】ミハレックを準決勝の相手に指名したヴァンザントはローで動きを止め、リーチの差も関係なく警戒に攻め続け勝利を手にした(C)DAVE MANDEL/INVICTA FC
<アトム級T準決勝/5分1R>
リンジー・ヴァンザント(米国)
Def.3-0:10-9.10-9.10-9
リンダ・ミハレック(米国)
1回戦で唯一の一本決着=最短試合タイムで勝利したヴァンザントに対戦相手を得る権利を持ち、ミハレックをチョイス。左ジャブからハイキックを見せたヴァンザントが、ミハレックの蹴り足をキャッチしてテイクダウンを決める。鉄槌を落とすヴァンザントに対し、ディープハーフから左腕を差して立ち上がったミハレックが、ヒザをボディに受けながら離れる。
ヴァンザントは右から左フックのコンビネーションを入れ、右ストレートには右ストレートのカウンターを当てる。右ストレートから左ハイ、続いて右ハイとヴァンザントが軽快に攻める。さらに右ローから左ローを蹴ったヴァンザントは、ミハレックのステップインにカウンターを合わせる。ローを効かされた感のあるミハレックは、なかなか踏み込めない。
ヴァンザントはサイドキックや前蹴りで突き放し、ワンツーローというコンビネーションを繰り出す。テイクダウン狙いにも右で待ち受けられ、体に触る前に上体が起きてしまっているミハレックは有効な反撃手段がないまま試合は残り1分に。落ち着いてローを蹴り、ジャブを伸ばすヴァンザントは、右ハイを飛び跳ねるように蹴り、右ストレートを入れる。最後に跳びヒザから左ミドルを見せたヴァンザントが、全く危なげない5分を戦い決勝進出を決めた。