【CJJW2021】アラルコンがOTでも強さを見せて、台風の目バクラン下し2大会連続ファイナルへ
<バンタム級T準決勝/10分1R>
リチャード・アラルコン(米国)
Def.OT by Escape time
セラージ・バクラン(米国)
1回戦を腕十字、2回戦では四強の一角と目されていたニック・ホンステインを三角絞めで破るなど、今大会の台風の目となったバクランとアラルコンは1分間の立ちの攻防からコイントスへ。バクランの下でリスタートとなり、スイープから足関節を狙う。足を抜いたアラルコンが立ち上がり、ダブルレッグを決める。
バクランはクローズドガードを取り、下からパームストライクを見舞う。立ちあがったアラルコンは足を捌きつつ掌底を落とす。セラージはアラルコンがデラヒーバを嫌がって離れたタイミングでスタンドへ戻る。時間が過ぎるだけでなく、立ち技でもテイクダウンの攻防が見ら、1分経過。2度目のコイントスで下になったバクランのデラヒーバを捌くアラルコン。バクランは足関節狙いから立ち上がり、試合は残り半分に。
3度目のコイントスも、バクランが下になりバタフライからクローズドガード。嫌ったアラルコンが立ち上がる。立ちの展開が多くなった準決勝第1試合、セラージがテイクダウン狙いを切り、簡単に下にならない。4度目のコイントスで、初めてアラルコンが下に。バタフライ&ダブルアンダーフックも、パス狙いにアラルコンがスタンドへ戻る。残り90秒、アラルコンが下、バクランがトップも残り1分を切り試合はスタンドへ。とバクランが座ってデラヒーバから掌底を振るう。アラルコンも立った状態で掌底を落とし、バクランがスタンドに戻ってタイムアップに。
OTで抜群のコントロールと、エスケープ能力を見せたアラルコンが1分40秒もリードしてOT/3Rへ。さらに40秒の貯金ができたアルコンはバックから三角、腕十字というバクランの攻めを防ぎ、2大会連続でバンタム級T決勝に駒を進めた。