【F2W166】ヒール入れ食い状態。茶帯のウィリアム・タケットがヒバマーをヒールで74秒殺!!
【写真】これでF2Wで10勝目を挙げた超茶帯のタケット(C)F2W
13日(土・現地時間)、プロ柔術大会Fight to Win 166が開催された。今年7度目となったこの大会、今回もレジェンドからグラップリングの未来を担う超新星まで、北米在住の注目グラップラーが多数登場し、激闘を繰り広げた。
Text by Isamu Horiuchi
ここではミスターF2Wといっても過言でない、茶帯ながら黒帯とのスーパーファイトで戦うウィリアム・タケットとマニュエル・ヒバマーの一戦をお届けしたい。
<ノーギ/10分1R>
ウィリアム・タケット(米国)
Def. 1分14秒by ヒールフック
マニュエル・ヒバマー(ブラジル)
スタンドで頭を付けていなし合う両者。やがてタケットが飛びつきカニばさみでヒバマーの右足に絡む。そのままインサイド・サンカクの形を作ってヒバマーのバランスを崩したタケットは、ヒバマーの右足を右脇に抱えての内ヒールを狙い。
そうはさせじと回転してゆくヒバマー。やがて両者の体が場外側に来ると、先回りしてステージの下に降りていたレフェリーがヒバマーの体を押さえる。これで両者の動きが止まると、タケットはすかさずヒバマーの右足を左脇に持ち替えて外ヒール。強烈に極まってヒバマーはすぐにタップした。
米国グラップリング界の新星タケットが、僅か1分少々で強豪ヒバマーから鮮烈な一本勝ち。F2Wでの戦績は、色帯の部でのものも合わせると(実はタケットは現在も茶帯だが、その実力ゆえに黒帯スーパーファイトに登場している)これでなんと10戦全勝。ミスターF2Wとでも呼びたくなるような活躍ぶりだ。