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【UFC259】ギロチン軸のポジショニング、パンチ&極め。ブレイディがマシューズに肩固め──14連勝

<ウェルター級/5分3R>
ショーン・ブレイディ(米国)
Def.3R3分28秒by 肩固め
ジェイク・マシューズ(豪州)

まず左ローを蹴ったブレイディ。間合いの測り合いが続き、マシューズがワンツーで前に出る。ブレイディも左フックで応え、マシューズが左ジャブを当てる。右ボディを入れたマシューズ、さらに左ボディを続ける。ブレイディも小刻みなステップからパンチを繰り出すが、ローに右を合わされ倒される。

すぐに起き上りつつリバーサルを決めたブレイディが、ギロチンを防いでサイドで抑える。ブレイディは枕で圧力を掛け、頭を抱えつつパンチを落とす。マシューズはハーフに戻したが、ギロチンの名手を相手にスクランブルに持ち込むのに躊躇が伺える。それでも右腕を抱えにいったが、ここは極め切れず初回が終わった。

2R、打撃の間合いで右クロスを当てたマシューズが、ジャブを被弾してもダブルジャブから右ストレートという得意のリズムで戦う。さらに左フックもカウンターで当てることができるマシューズだったが、組みへの意識が下がっていたかブレイディがダブルレッグで一気にテイクダウンを奪う。ケージ際で背中を譲って立ち上がろうとしたマシューズを殴り、座った状態でも左のパンチを入れバックでなく、やはりギロチン狙いかブレイディ正対していく。

右腕でワンアームギロチンを仕掛けたブレイディだが、マシューズは背中をつけて防ぐ。こうなると背中をつかせて殴るブレイディはギロチンとポジショニング、パウンドのスパイラルにマシューズを巻き込んでいく。首を取られないなら、殴られるという状況が続くマシューズは、マウントを奪われパンチで背中を見せる。さらに肩固めを狙いつつパンチを落としたブレイディが、2Rを完全に取った。

最終回、ワンツー、前蹴りで前に出るマシューズに対し、ブレイディがローを蹴る。ステップインに左フックを合わされ、マシューズがヒザをマットにつく。直ぐに臨戦態勢に戻ったマシューズに対し、ブレイディは攻め急がない。とテイクダウン狙いをスプロールしたマシューズをに待っていましたばかりにギロチンへ。

これを嫌がり背中を預けたマシューズは、ブレイディの重いパンチを後方から打たれる。ワンフックでマシューズを逃さないブレイディは、背中をつけたところで肩固めに入る。タイトな抑&絞めにマシューズは為すすべなくタップ。

ギロチン軸で見事なトランジッションとパウンド、そして極めを持つブレイディがデビュー以来の連勝を14に伸ばし、「ビッグネーム、トップ15と戦いたい。スタンドでも少し上だと思ってけど、グラウンドに持ち込めばイージーだよ」と自信にあふれる表情を浮かべ──フィラデルフィア訛りで語った。


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