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【UFC259】ンゼチェクウ、理解不能なタフネスさ……。攻め続けたアルバーグが右フックで大逆転負け

<ライトヘビー級/5分3R>
ケネディ・ンゼチェクウ(ナイジェリア)
Def.2R3分19秒by TKO
カーロス・アルバーグ(ニュージーランド)

左ローから右前蹴り、ボディストレート、さらに右ボディを入れ、さらにガードの上からハイキックをきかせたアルバーグ。蹴り足を掴まれ、倒されそうになっても前転からンゼチェクウを振りほどき、エルボー、ボディフック、さらに右ストレート、ボディアッパーからエルボー、ボディにヒザを突き刺す。

ガードを固めるンゼチェクウに対し、アルバーグは離れてジャブからローを効かせる。スイッチして左ミドル、前蹴りから左ジャブを伸ばすアルバーグに対し、ンゼチェクウもパンチを振るって前に出るが、両手首を掴まれエルボーを被弾する。近距離でのハイ、続いて右ストレートを入れたアルバーグだが、ンゼチェクウが左右のフックで反撃に出る。

下がるようになったアルバーグは左フックを被弾し、動きが止まる。攻め疲れもあるか、手数が減ったアルバーグだが右ローから左ハイを繰り出す。さらボディを効かせ、止まったンゼチェクウにヒザ蹴り、ボディアッパー、左右のフックを打ち込む。と、ンゼチェクウはフックで反撃に出て、アッパーから左を打ち込む。アルバーグもショートアッパーを返すも、ンゼチェクウが左ハイまで繰り出す。異様なタフネスぶりの見せたンゼチェクウが反撃を見せ、逆転の目もあることを示したが、ポイント的にはアルバーグのラウンドとなった。

2R、左ジャブから右ストレートのアルバーグだが、勢いは落ちている。それでも左ジャブ、左リードフックを入れたアルバーグに対し、ンゼチェクウはガードを固めローを蹴られる。左の伸ばしたンゼチェクウ、アルバーグはボディを殴り、ハイキックへ。ンゼチェクウは右フック、続いて左フックから右アッパーも、ミドルを受ける。

アイポークがあったとアピールしたンゼチェクウは、2度目のアピールでブレイクに。親指で右目を押されたンゼチェクウは、再開後にショートのコンビからヒザを受けても、左を打ち返す。蹴り、右ストレート、右ローと的確な攻撃を続けてなお、まるでダメージがないように前に出たンゼチェクウが、アルバーグの右フックに右フックを合わせる。腰から落ちたアルバーグは、パウンドの追撃で──これだけ攻めながら逆転TKO負けを喫した。


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