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【UFC170】復活パイル、容赦なき肘+パウンドでTKO勝利

<ウェルター級/5分3R>
マイク・パイル(米国/15位)
Def.3R4分03秒 by TKO
TJ・ウォルドバーガー(米国)

いぶし銀パイルが、昨年8月の秒殺KO負けから復帰を掛けて、ウォルドバーガー戦へ。間合いを測る両者、パイルが右ローを放つ。さらに右ローから右ストレートにつなげるが、ウォルドバーガーが距離を取る。組みついたウォルドバーガーが、ケージにパイルを押し込む。すかして回り込んだパイルは、ウォルドバーガーが蹴りでバランスを崩すと一気に距離を詰める。

急ぎ立ち上がって正対したウォルドバーガーのパンチを入れていく。右ストレートから左ボディ、さらに左を被弾したパイルの動きが一瞬止まったように見える。攻め急がないウォルドバーガーだったが、右を差された状態から見事な足払いでテイクダウンを取られると、パスを許して抑え込まれる。一気に起き上がってテイクダウンを仕掛けるウォルドバーガー、パイルはヒザ蹴り、キムラで対抗する。首巣相撲からヒザを突き上げたパイル、残り5秒でボディロックからテイクダウンも奪い1Rを先取した。

2R、距離を詰めたハイキックを見せたウォルドバーガー。左の相打ちでも打ち勝ち、ワンツーからローを蹴り込む。パイルは蹴り足を掴んでテイクダウン、ウォルドバーガーのヒールは体を捩じって反応し、トップを取る。ギロチンで耐えるウォルドバーガーだが、パス、ニーインザベリーとパイルが流れるような寝技を見せる。足を戻し立ち上がるウォルドバーガー、無理せず逃すパイルは、後ろ回し蹴りをボディに入れるも、やや勢いがない。

残り90秒、組んでバック、シングルとテイクダウンを狙うウォルドバーガーに対し、パイルが隙間を作ってヒザ、ボディロックからバックへ。前転で逃げたウォルドバーガーは、スクランブルのなかでダブルレッグの状態をとる。ここも差し返したパイルは、テイクダウンを許さないまま2Rを戦い終える。

3R、左フックから、右ロー。さらに左ストレートを決めたウォルドバーガー。パイルは、ローに左を合わされバランスを崩しそうになる。右を打ち込んだパイル、打撃戦を避けたウォルドバーガーが組みつもく、腹を出して切る。パイルはウォルドバーガーの蹴り足を掴んで、スピニングバックフィストを見舞うと、この一撃を受けたウォルドバーガーが尻餅をつく。すぐに起き上がって組みつくウォルドバーガー。パイルは胸を合わせながらヒザ蹴り、さらにエルボーを追い込む。テイクダウン狙いに逃げたウォルドバーガーにヒザ蹴り、ギロチンからスイープ、マウントを奪取する。容赦なくヒジ打ちを落としたパイルは、バックマウントからパンチを纏め、見事なTKO勝ちを決めた。

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