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【Galdiator013】現在進行形のチャンピオン、竹本啓哉が出てこない清水から判定勝ちでバンタム級王座防衛

【写真】攻め続けた初回、動きがなかった2Rを経て──3Rに自ら詰めて打撃を当て、テイクダウンを奪った竹本が危なげなく王座を守った(C)MMAPLANET

<Gladiatorバンタム級選手権試合/5分3R>
竹本啓哉(日本)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
清水俊一(日本)

サウスポーの竹本は左ジャブを伸ばしワンツーで踏み込んできた清水に対し、シングルレッグへ。

スプロールに引き込み、足に絡みつつ逆トラックポジションから両足をフック──四の字ロックへ。

後方からパンチ、ヒジを打ちながらポジションを修正する竹本は、清水の右腕をフックしてRNCを狙う。

腰の位置が高く、絞めを取り切れない竹本だが右足で頭を刈り、横三角に移行する。後転して逃れようとした清水は竹本を跨ぐように絞めをルーズにしていく。

それでも頭を抜かせなかった竹本が清水の頭を固定した形で初回をリードした。

2R、遠目の距離から右ハイを狙った清水。ステップインにシングルを合わせられたことが頭に残っているのか、届かない位置でのチャンピオンの前進を待つ形になる。

竹本のローに清水は右を合わせるも、前に出ることはほぼないまま時間が進む。

竹本はローを入れ、左を振るうなど慎重ななかでも手数は挑戦者より多い。1Rを失っている清水は、チャレンジャーという立場なので積極的な姿勢が欲しいところだ。

最後の1分になっても、両者の距離は縮まらず打撃の間合い争いと、待ちの時間がラウンド終了まで続き、最後に竹本が左ストレートを当てた。

最終回、竹本の初回以上の攻勢が必要な清水だが、遠いレンジでのフェイクに続く攻撃が見られない。

逆に竹本がワンツーからローを蹴り、テイクダウン狙いは察知されるも左ローを続けて入れる。清水も右ローを返し前に出るが、ステップ以降がない。

左を届かせたチャンピオンは、残り半分が過ぎて右ジャブを入れる。さらに左ストレート直後にローを蹴り、ハイをキャッチしようとする。ここは取らせなかった清水だが、直後にジャブを当てられる。と、竹本はダブルで飛び込みテイクダウンに成功しハーフで抑える。

立ち上がった竹本は、左を被弾するが前に出てきた清水に逆に右フックとジャブを当て、ダメ押しのテイクダウンからすぐにスタンドに戻る。

さらにヒザ蹴りをキャッチしてテイクダウンを狙った竹本は、踏ん張った清水のギロチンを凌いでタイムアップに。

結果は3-0の判定勝ちで竹本が王座防衛に成功、清水は挑戦者として積極的な姿勢を見せてほしかった。


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