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【F2W161】足関節使いのニューウェーブ=テックス・ジョンソンが、三角&腕を極めてマイダナに圧勝

22日(金・現地時間)、フロリダ州マイアミのフォー・アンバサダーズ・ビルディングにてグラップリングイベントFight 2 Win(F2W)161が行われた。

コロナ禍にもかかわらずシーンを盛り上げた同大会レポート第4回はジャクソン・ソウザとフィリッピ・プレギーサ・ペナをヒールで破った──エディ・加イングス直伝の足関使いテックス・ジョンソンと2017年ノーギ・ワールズ優勝アルナウド・マイダナの一戦をお届けしたい。
Text by Isamu Horiuchi

<ノーギ/7分1R>
テックス・ジョンソン(米国)
Def. by 腕ひしぎ腕固め
アルナウド・マイダナ(ブラジル)

試合開始後、すぐに座ったジョンソンは、バットスクート(尻歩き)で前進。そのままマイダナの左手首を両腕でがっしり掴むと、万力で引っ張って前に崩し、さらにマイダナの右手を両腕で掴んで引きつけてクローズドガードに入った。

そからすぐに角度を作って右腕をマイダナの左ヒザ裏に入れたジョンソンは、ハイガードを作ると、マイダナの左腕を両腕で抱えての腕ひしぎ腕固めで強烈に絞り上げる。

なんとか角度をずらし、腕を曲げてみせたマイダナだが、ここでジョンソンは両足でしっかりと三角の形にフック。マイダナの体を固定すると、再び左腕を両腕で絞り上げての腕ひしぎ腕固めへ。ここでマイダナがタップ。試合開始わずか1分少々にして、ジョンソンが圧巻の一本勝ちを奪ってみせた。

自分だけが一方的に攻撃を繰り出し続け、相手に何をさせる時間も与えないまま極めきったジョンソン。持ち前の剛力を、技術をもって最大限に活かしての勝利だった。


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