【UFC257】中央アジア台頭。マフメド・ムラドフが右オーバーハンドからサンチェスKO。UFC3連勝
<ミドル級/5分3R>
マフムド・ムラドフ(ウズベキスタン)
Def.3R2分59秒by TKO
アンドリュー・サンチェス(米国)
右ロー、左前蹴りと遠目の距離から蹴りを入れるムラドフ。サンチェスはシングルを切られ、右を打たれる。ローに右を合わせたサンチェスだが、拳の攻撃も圧があるムラドフはオーバーハンドに右を合わせ、右カーフを蹴る。ワンツーから左ハイを蹴ったムラドフは、クリンチからワンツーを放って離れると、左右のローを入れる。
ムラドフはカーフを続け、ボディを殴り右フックへ。攻撃を散らす、スピードの変化をつけるムラドフが、蹴りをキャッチしてシングルレッグ。リリースしてパンチを狙うも、ここは空振りに。カーフが効いた感もあるサンチェスは、ワンツーにガードを固めるとムラドフがダブルレッグへ。ここも固執せず、間合を取り直したムラドフが初回を取った。
2R、カーフをかわしたサンチェスが右フックで前に出る。サンチェスの攻撃が急所に入り、試合が中断。再開後、左を当ててダブルレッグに出たサンチェスがシングルに移行する。ヒザがまた急所に入ったとアピールするムラドフだが、試合は続行される。離れると、カーフを警戒しつつサンチェスが左ジャブを伸ばす。
ムラドフのオーバーハンドにカウンターの右を当てるなど、打撃戦で後れを取ることもないサンチェスだが、ムラドフが右から左を入れ、さらに右ヒットさせる。コレという場面も創らないまま攻勢のムラドフが、ラウンド終了直前に右ストレートを2発決めた。
最終回、左ジャブに左ハイを合わせていったサンチェスに対し、ムラドフが2Rよりペースを上げてパンチを伸ばす。右パンチの距離で左ハイを繰り出したムラドフが、右フックから右エルボーを決める。とボディを殴ったムラドフが、近い距離でも右を当て、サンチェスの攻撃はステップでかわす。それでも右を当てたサンチェスだったが、逆にムラドフが右オーバーハンドを耳の辺りに入れる。足が泳いだサンチェスに跳びヒザから、パンチをまとめヒザから連打したムラドフがTKO勝ちを決めた。
「UFCでは3試合、ショートノーティスで戦った。次は3カ月の準備期間が欲しい。今、ウスベキスタンではMMA人気が上がっているから凄くモチベーションが高いんだ」と勝者は話した。