【ONE115】和田竜光がヨッカイカー・フェアテックスにありない判定負け。この裁定はもうMMAじゃない
<フライ級(※61.2キロ)/5分3R>
ヨッカイカー・フェアテックス(タイ)
Def.2-1
和田竜光(日本)
サウスポーのヨッカイカーに真っすぐ組みついた和田が、ケージに押し込む。右腕を差して頭の後ろで組んだ和田が投げを狙い、耐えたヨッカイカーに右アッパーを突き上げる。和田は胸を合わせて押し込むと、技はヒザをボディに入れる。ヨッカイカーが右ヒザを放つも、和田の顔には届かない。
和田はオタツロック、スタンドでバックを制して寝技に持ち込む。胸を合わせてきたヨッカイカーが身動きが取れなくなる。逆を向くミスを犯したヨッカイカーは、必死に胸を合わせようとするが完全に背中を取られる。後方からパンチを頭部に、エルボーを肩に入れる和田は右のパンチ、エルボーを打ち込みタイムアップに。
2R、ヨッカイカーは左フックをかわし、クリンチからボディを殴った和田は距離を取り押す。ヨッカイカーはローからハイと左の蹴りを使うも、パンチは遠く空振りに。と直後の左ローが和田の急所にモロに入る。たまらずキャンバスに倒れ込んだ和田は、立ち上がって準備を整えるが、もう一度正座でしなおす。再開に応じた和田は右ローを空振りしてからクリンチへ。
ヒザを蹴り合い、ケージに押しこむと右を差し上げてテイクダウンを決める。ハーフで抑え、肩固めを伺いつつ足を抜きに行く。ここでヨッカイカーが立ち上がり、逆に和田をケージに押し込んでいく。和田は両ワキを差してヒザを入れ、もう一度右を差し上げて投げを狙う。ここはヨッカイカーが耐え、左ミドルを入れたところでタイムに。
最終回、和田のテイクダウン狙いを切ったヨッカイカーが左ミドルを蹴る。右を当てた和田に、ヨッカイカーが左フックを入れる。首相撲から両ワキを差しにいき、ケージにヨッカイカーを押し込む和田。左は差せないでいると、ここでヨッカイカーのヒザが急所に当たり、和田が渋い表情を浮かべる。リスタートし、ローを蹴られた和田は右を差し、ヨッカイカーが腰に乗せて投げを狙い、さらに崩してバランスを崩される。
離れた和田はローを蹴られながら、右をワキを差し、さらにシングル、もう一度右を差していくがヨッカイカーは倒れず、押し込み返す。今度は和田のヒザが急所に入り、試合は中断。すぐに再開となり、和田が右を当てる。ヨッカイカーもショートのワンツーを返し、試合は残り90秒に。
ヨッカイカーは左を空振り、パンチは組まれるのを嫌がり踏み込まない。和田は組むぞと見せかけるフェイクも、前足を左ローで蹴られる。最後の10秒、ローをかわした和田はそのまま距離をキープし試合を終える。
なんとジャッジの裁定は割れ、和田は判定負け。これはもう、MMAでなく立ち技+効果が認められない組が許されただけの試合だ。