【ONE113】10月30日大会はシンガポールに正式決定。追加出場選手はナマステ、リトゥ・フォーガット!!
【写真】世界戦以外の正式発表第2弾──フォラヤンに続き、出場がアナウンスされたのはインドのリトゥ・フォーガットだ (C) MMAPLANET
13日(火・現地時間)、ONE Championshipが10月30日(金・同)に開催されるONE113「Inside the Matrix」の追加カードと、開催場所がシンガポール・インドアスタジアムであることを発表した。
何を開催場所の決定程度で大騒ぎするな──とはいうなかれ。誰もが同大会はシンガポールで開かれることは想像できていたが、10月9日大会の運営状況を同国政府が判断するまで会場を公表することができなかった。つまり、前回大会が不合格だと、同大会の開催が無理だったという状況だったのだ。そして、今回の正式発表により同イベントはよほどの感染状況の悪化がない限り、開催が間違いなくなった。つまり、ONEの歴史をもっても最大の会場決定アナウンスというわけだ。
晴れて政府より開催が認められた同大会では、これまでにONE世界ミドル級選手権試合=オンラ・ンサン✖ライニア・デリダー、ONE世界ライト級選手権試合=クリスチャン・リー✖ユーリ・ラピクス、ONE世界フェザー級選手権試合=マーチン・ウェン✖タン・リー、ONE世界女子ストロー級選手権試合=シィオン・ヂィンナン✖ティファニー・テオという4階級の世界戦に加え、ライト級のエドゥアルド・フォラヤン✖アントニオ・カルーゾが組まれることが明らとなっている。
今回のこれらの対戦カードに加わったのは、女子アトム級のリトゥ・フォーガット✖ノウ・スレイ・ポブの一戦だ。
Evolve MMA所属のフォーガットはインドの国民的な女子レスリング一家出身で、姉ギータ・フォーガットと父マハヴィル・シン・フォーガットの物語は「ダンガル きっと、つよくなる」という映画で社会現象にもなった。リトゥはロンドン五輪出場のギータ、リオ五輪出場のバビータ・クマリの実妹で自身もコモンウェルズ・ゲームで金メダル、そしてアジア大会で銅メダルを獲得している。いってみればONEが中国に続き、市場開拓を狙うインド進出のキーパーソンだ。
リトゥと対戦するカンボジアのノウ・スレイ・ポブはラウェイ経験者で、気の強いストライカー。とはいえポブの打撃と、リトゥのテイクダウン。これはもう後者のデモンストレーションマッチといっても良い試合になる可能性が高い。
世界戦4試合に続きフィリピンのフォラヤン、インドのフォーガットの試合が発表された。大会まで17日、日本勢出場発表のGoサインはいつだ?!
■ONE Inside the Matrix対戦カード
ONE世界ミドル級(※93.0キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]オンラ・ンサン(米国)
[挑戦者]ライニア・デリダー(オランダ)
<ONE世界ライト級(※77.1キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]クリスチャン・リー(米国)
[挑戦者]ユーリ・ラピクス(モルドバ)
<ONE世界フェザー級(※70.3キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]マーチン・ウェン(豪州)
[挑戦者]タン・リー(米国)
<ONE世界女子ストロー級(※56.7キロ)選手権試合/5分5R>
[王者]シィオン・ヂィンナン(中国)
[挑戦者]ティファニー・テオ(シンガポール)
<ライト級(※77.1キロ)/5分3R>
エドゥアルド・フォラヤン(フィリピン)
アントニオ・カルーゾ(豪州)
<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
リトゥ・フォーガット(インド)
ノウ・スレイ・ポブ(カンボジア)