【KIT01】サブオンリーとポイント柔術の良さを共に見せたベストバウトで石黒がミレーナにレフ判定勝利
<女子茶帯ライトフェザー級/7分1R>
石黒遥希(CARPE DIEM)
Def. 2-1 by referee Decision
ミレーナ・サクモト(TREE BJJ)
ガードを取ったサクモトに対し、石黒がパスからバックへ。前方に落とされ下になった石黒がヒザ十字を狙う。寝転がり解除したサクモトに対し、石黒がストレートフットロックを仕掛ける。逆足にサクモトがヒザ十字。足のロックを押してヒザをルーズした石黒が立ち上ると、サクモトはもう一度ヒザ十字へ。足を畳んで防いだ石黒が、今度はストレートフットロックからヒザ十字を狙う。クルクルと回り、場外際に移動しパローが掛かる。
ノーポイント特有の攻防となり、試合はスタンドで再開される。引き込んだサクモト。同時に担ぎにいった石黒だったが、ここもパローが掛かる。スタンドでリスタートとなり今度は石黒が引き込み、三角を狙う。オモプラッタに移行するもサクモトは、石黒の体を乗り越えてハーフのトップに。クローズドを取り直しラペラを取った石黒、サクモトはストレートフットロック狙いからヒザ十字、50/50に。ここから足関節の攻防となり、3度目のパローが命じられ、スタンドでの仕切り直しとなる。残り50秒、石黒はアームドラッグ、譲らなかったサクモトが引き込み十字から足を狙う。石黒はカウンターのベリンボロでバックを伺ったところで本戦終了となった。
本戦とはまるで違う攻防が行われることが予想されるポイント先取の延長戦。石黒が座り、引き込んでクローズドガードに取る。足をすくいにいった石黒は、ラペラを腕に巻きに掛かる。サクモトの左腕の自由を奪いクローズドを続ける石黒に対し、腕を抜いたサクモトが立ち上がる。すぐさま石黒は足を取りに行く。ひっくり返して立ち上がると勝利となる石黒に50/50を許さなかったサクモトだが足を抜くことができず──ヒザ十字に入られる。ここで3分30秒の延長もタイムアップとなり、レフェリー判定=2-1で石黒が勝利を手にした。
勝者は「ミレーナ選手が本当に強くて。凄く嬉しいです」と涙顔から、笑顔を浮かべた。