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【UFN179】初回は攻勢のロズウェルは2R以降、動き落ちてティブラに逆転判定負けを喫する

<ヘビー級/5分3R>
マルチン・ティブラ(ポーランド)
Def.3-0:29-27.29-27.29-27
ベン・ロズウェル(米国)

近距離で細かいパンチをまとめたロズウェルは、一呼吸おき左右のフックから再びパンチを集中させる。ティブラがヒザ蹴りを返すも、ロズウェルは左ボディフックを入れ、右ロー。ここに右フックをティブラが合わせる。ロズウェルは引き続き、前に出てジャブを伸ばし、ワンツーを繰り出す。ティブラも飛び込んでワンツー、ロズウェルは素早い右フックを打っていく。再びボディフックを入れたロズウェルは、ティブラのパンチは額で受けてパンチをまとめていく。

ミドルを蹴られても、前に出てとにかく殴るロズウェルは終盤に明らかにスローダウンしている。それでもダーティーボクシングで連打したロズウェルは、ハイキックを空振りしバランスを崩したが初回を取った。

2R、ローを蹴られたロズウェルが右を伸ばすが、ティブラが右フックを打ち返す。右の相打ちからティブラは左ロー、ジャブを伸ばして回る。ロズウェルは追いかけて右フック、ダーティーボクシングから組み合いになると、ケージにティブラを押し込む。離れて拳を交換する両者──揃って動きが遅くなってきた。

首を取ってアッパーのロズウェル、ティブラは首相撲からヒザを放つ。ティブラはテイクダウン狙いを切られるが、ヒザを突き上げる。さらにワンツーをティブラが入れ、ロズウェルは前に出てもカウンターを被弾。右、左フックを当てたティブラに流れが移る中ロズウェルはラウンド終了後も手を出してしまった。

最終回、ティブラが左ミドルを蹴り、ジャブにワンツーを合わせる。ロズウェルは組みにいって切られ、前蹴りをボディに受ける。ティブラはローに右を合わせると、左ストレート。前に出てくるロズウェルにローを入れる。ロズウェルも右を当て返し、前に出るが逆にアッパーを打たれついにダブルレッグで倒されてしまう。

クローズドガードのロズウェルは、ハイガードも腰を上げたティブラがエルボーを落とす。パンチ、エルボー、致命傷にはならないが攻撃を受け続けるロズウェルは、残り1分になるとより力の入ったパンチを打たれるようになる。ケージにロズウェルを詰め、動きを制限させてタイムアップまでパウンド、エルボーで攻めたティブラが3-0の判定勝ちを手にした。


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