【TTFC09】中蔵隆志と長南亮が握手。TTFCが初めて関西大会をプロ修斗公式戦とのダブルヘッダーで開催
【写真】7月にプロ修斗公式戦が行われたメルパルクホールが、TTFC初の関西での大会の舞台だ(C)SUSUMU NAGAO/SUSTAIN
8日(木)にTRIBE TOKYO MMAとBLOWSより、12月20日(日)に大阪市淀川区の大阪メルパルクホールでTTF Challenge09が開催されることが発表された。
若い選手の人材育成大会として、長南亮氏が東京で主催してきたTTFCが9度目の開催で関西進出が決まった。今大会は若手の経験の場という大会コンセプトそのままに8試合のMMAマッチが、関西在住の選手が関東のファイターを迎え撃つという形式が今回は取られるという。
コロナ禍の今、イベントの数の減少に留まらず、感染症予防対策を敷く関係で1大会における試合数も少なくなっている。結果、首都圏以外のキャリアの少ない選手が実戦の場を得ることは例年以上に困難になっている。そのようななか、長南氏が旧知の仲であるBLOWSの中蔵隆志代表にイベント主催を呼びかけ、大会主催経験のない中蔵代表がまずはTTFCを長南氏とともに手を取り合い開くことになった。関西の選手達に実戦の場を創る──中蔵氏は今回の狙いを以下のように話してくれた。
中蔵隆志「現状、他の地方在住の選手と同様に関西の選手も試合に出場する機会が減っています。
この状況でモチベーションを保てというのも酷なことであり、長南の呼びかけもあり動きだします。ただし、自分には大会開催のノウハウがないので長南の協力を得て、TTFCを大阪で開くことになりました。
基本は関西✖関東という対戦になると思います。そこでは個々の強さ云々ではなく、MMA IQというべきMMAへの理解度が関西と東京では確実に存在することを、関西の選手や関係者が知ることができ、さらに努力をしていけるきっかけにしたいと思います。そういう気付きのある大会にしたいです」
今大会は昼にTTFC、夜にサステインがプロ修斗公式戦を行うことになっており、大阪市の作成したガイドラインに従い有観客大会として開かれる。マッチマイク、そして選手や関係者の安全対策もこれから発表されるとのこと。
関西初のTTFC、そしてプロ修斗公式戦とのダブルヘッダー。確実にJ-MMAは動いている。