【Invicta FC42】3年振り復帰の元アトム級王者=ママ・エリカ、デルボニに0-3で判定負け
<ストロー級/5分3R>
ジェシカ・デルボニ(ブラジル)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28
エリカ・チブルシオ(ブラジル)
3年4カ月振り、母になってケージに戻ってきた元アトム級王者チブルシオ。対するデルボニは13カ月振りのインヴィクタで、その間に修斗ブラジルで敗北を経験している。左ローから右を放ったデルボニ、同時にチブルシオも右を伸ばす。前に出て右を放つチブルシオは、左ローを入れて間合いを取りなおす。
パンチの打った際にガードが下がるチブルシオに対し、デルボニがワンツーを2度ほど打ち込む。さらに右を当てたデルボニが、向きになってパンチを出すチブルシオに右をヒットさせる。ボディからパンチを当てたデルボニだが、チブルシオも右フックを振るう。ワンツーからハイのデルボニ、チブルシオはテイクダウン狙いから首相撲を取りヒザを入れて離れる。直後にクリンチに持ち込んだデルボニだがケージから離れる際に、ボディにヒザを受ける。ローからワンツーを入れたデルボニはチブルシオの組みにケージに押し込まれたが、オープンスコアでラウンドを取ったことを確認した。
2R、慎重な立ち上がりの両者、チブルシオの右にデルボニが右を合わせようとする。細かいパンチをアゴが上がった構えで繰り出すチブルシオが、ダブルレッグへ。切ったデルボニは待ちの展開だ。チブルシオが左ジャブ、デルボニが右を当てて前に出る。組んでヒザを入れたデルボニは、ギロチンを察知して離れる。
パンチで前に出てきたデルボニに対し、チブルシオが首相撲からヒザを連続で腹に突き上げる。離れたデルボニのワンツー、右を当てダブルレッグを切る。ガチャガチャとした打撃戦のなかでチブルシオのローに右を当てたデルボニが、前に出るシーンが増えるとチブルシオが被弾する数も同時に増える。それでもチブルシオが右ローを当て、ペースを譲るきることなく戦う。それでも終盤にもパンチを当てた数が多かったデルボニが2票を取り、試合をリードして最終回を迎えることとなった。
3R、逆転にはフィニッシュが必要なチブルシオだが、遠い位置で頭を下げながらパンチを繰り出すという形で、ダメージを与える攻撃はできない。ならば組んでテイクダウンが必要になるが、デルボニはケージを背にして時間を使う。
残り2分10秒でデルボニが離れ、チブルシオがワンツーから前に出て右を2発当てる。打ち合いになると、デブロニは付き合うことなく距離を取り直す。体を伸ばすように右オーバーハンドを見せたチブルシオだが、届かない。最後の30秒は、互いに右を打ち合うが、チブルシオはダブルレッグからの投げを潰されタイムアップに。
ママ・エリカは、復帰戦で判定負けとなった。