【DWTNCS S04 Ep06】左ハイでKO勝ちのンシュクウィ、カイジレフ、ロドリゲス、ホーズとUFCへ
<ライトヘビー級/5分3R>
タフォン・ンシュクウィ(カメルーン)
Def.2R2分01秒by KO
アル・マタヴァオ(米国)
サウスポー同士の一戦、マタヴァオが左ボディストレートをまず打っていく。果敢に手を出すマタヴァオが、ンシュクウィ続きオーソに構えを変える。再びサウスポーに構えたマタヴァオがワンツーから左ハイ、ンシュクウィが左フックを打ちこむ。怯んだ感もあったマタヴァオだが、前進は止めず右オーバーハンド、サイドキックも圧力が落ちたか。
それでもワンツーフック、左ローを蹴るマタヴァオに対し、ンシュクウィが右フックを入れヒザ蹴りを繰り出す。マタヴァオのコンビをガードしたンシュクウィは、スイッチして右ジャブ、続いて左フックからジャブを当てる。右ボディフックを受けたマタヴァオはパンチをまとめてミドルも、右アッパーに左を合わされるなど動きは落ちてくる。
残り90秒、右を入れたマタヴァオだが、動きがドタバタするようになりンシュクウィが右ミドルを蹴り込む。ンシュクウィは左フックを空振りしたが、右ミドルを決める。ンシュクウィは左フック、さらに右ヒザを顔面に届かせる。パンチに力がなくなったマタヴァオは最後に右を当てられ、前に出ようとしたところでスリップし時間に。
2R、左目の周囲をカットし流血が目立つマタヴァオに対し、ンシュクウィは左ジャブ。ワンツーで前に出る。右に回りつつパンチを振るうマタヴァオは右ミドルを蹴られ、ボディにパンチを集中される。離れたマタヴァオだが、ンシュクウィは右ボディストレート、右ハイ、左ジャブと攻撃を手を緩めない。
マタヴァオも懸命に右を打ち返すが、大勢を変えることはできず左アッパーからショートのコンビを受けて後退する。パンチに頭を下げたマタヴァオに対し、ンシュクウィが狙いすました左ハイキック。この一発でマタヴァオは文字通り大の字になった。
「まだ6年しか戦っていないベイビーだけど、契約してほしい」とンシュクウィは話した。当たり年というか、当たる年なっているシーズン4、ダナ・ホワイトの今夜の判断は?
ダナ・ホワイト
「私たちは今日、戦った皆のことを気にいっている。勝者も敗者も、今夜ここで戦った皆のことがだ。今日も良い試合が多く、タフな選手が目立っていた。始めようか……カイジレフは13勝0敗、今日以上に良い選手のはずだ。彼については何もいうことがない。彼はUFCに来なくてはならない。
ロドリゲス、彼の叔父さんがファイトTVを見ていたから──MMAを始めたっていう話。アレはまさにロレンゾと私が話してきたことなんだ。だから試合をフリーTVで流さないといけないって。ファンだった子供が、成長してファイターを目指す。彼の話を聞いて、ロレンゾに電話してしまったよ(微笑)。
このキッドはパーソナリティもエナジーも素晴らしいよ。トライアングルへのトランジッションはビューティフルだった。立ちあがって打撃をすることはなかったけど、私はサブミッションも大好きだ。彼の打撃の試合をUFCで見てみたい!!
フィル・ホーズ、コンバット・ブランニューマンだ。レスリング、ロー、立ち技、アグレッシブでナスティだ。そして自信に満ち溢れている。You in !!!
ブラックレッジもチャーチも4連勝中で、2Rまで素晴らしかった。でも3Rは気に入らない。タフな相手に肉弾戦を戦ったから理解はできる。でも安全なゲームをした。それも分かるし、できることは素晴らしい。もう一度、11月にコンテンダーシリーズに呼びたい。
ンシュクウィはどこからどう見ても、これ以上ないほどプロフェショナル・ファイターだ。イカしていてアグレッシブで、信じられないパワーの持ち主で、体力もある。4勝0敗、まだ経験は豊富じゃないけど10試合のキャリアのある相手と試合をした。普通は彼のような選手は育成プログラムを採用するけど、こいつは今すぐにUFCに加えたい(笑)」
コンテンダーシリーズ、今週もアリアスカブ・カイジレフ、ドラコ・ロドリゲス、フィル・ホーズ、タフォン・ンシュクウィの4人がUFCとの契約を果たした。