【UFC ESPN15】ほぼKO負けのピンチを耐えた代役ジョーンズが、右フックでワリエフを大逆転KO
【写真】敗色濃厚なら一戦だったが、逆転勝ちのジョーンズ──次が大切だ(C)Zuffa/UFC
<140ポンド契約/5分3R>
トレヴィン・ジョーンズ(グアム)
Def.2R1分59秒by TKO
チムール・ワリエフ(ロシア)
マーク・ストリーグルの代役となったジョーンズに対し、フランキー・エドガーのトレーニングパートナーを務めてきたワリエフがミドル、サイドキック、左ジャブを繰り出す。さらに鋭い左ローや前蹴りを続けるワリエフの速さが目立つ。さらに右ハイを2発蹴り、ガードの上からの2発目がやや効いたように見えるジョーンズだが右フックから左を伸ばす。
そこにカウンターを受け、ワリエフの圧力に下がり、ミドルを被弾したジョーンズはケージの前を周りようになりテイクダウンも距離が合わない。さらにワリエフは右を当て、ボディに右前蹴り、さらに右ハイを放つなど圧倒する。右三日月を受け、動きが完全に止まったジョーンズはヒザ、ハイキック、ボディへの連打、さらに左ミドルを受けて体が折れる。腹を守りながら、懸命に立ち続けるジョーンズに対し、ワリエフが一旦間合をとり息を整える。ジョーンズはここでダブルレッグを決めて、何とか初回を生き残った。
2R、左ミドルを蹴っていたジョーンズのテイクダウン狙いにワリエフがヒザを入れる。ケージ際から離れたワリエフが前蹴り、ハイキックと初回と同じように好き放題の動きを見せる。ジョーンズも右ジャブを当てたが、右ミドルを蹴られて動きが落ちる。三日月、ローを蹴られたジョーンズは厳しい状態が続く。それでも前に出たジョーンズがローに右フックを振るうと、アゴを捕えてワリエフがダウンする。パウンドをまとめたジョーンズが、大逆転勝ち──「ショートノーティス、何もかもタフだった。でも、ここに居られて凄く嬉しい。僕はファイトファンだから、彼がボディを狙ってくるのは分かっていた。でも、僕は諦めることだけはない」と勝利を振り返った。