【DWTNCS S04 Ep02】インパ・カサンガネイが守りを固めるアダムスから判定勝ち
【写真】カサンガネイは失速し、守りに徹したアダムスから判定勝ち(C)Zuffa/UFC
<ミドル級/5分3R>
インパ・カサンガネイ(米国)
Def.3-0:29-27.29-27.29-27
アンソニー・アダムス(米国)
昨年のコンテンダーシリーズで敗れたアダムスと、勝利も契約を手にできなかったカサンガネイの対戦。アダムスの左ローが、いきなりカサンガネイの急所に入り試合が中断する。再開後、カサンガネイが右ローを蹴り右フックを振るう。
首相撲からヒザを見せたアダムスが、ケージにカサンガネイを押し込む。カサンガネイは右を打って離れると、アダムスは右を見せて左ミドル、直後に右ローを蹴る。
カサンガネイは右ローを的確に放ち、左ジャブも届かせる。アダムスは組んでいくが、離れるとカサンガネイが右ストレート、左リードジャブを当てる。アダムスも右フックを打ち返し、首相撲&ヒザを顔面に突き上げる。さらに右ローを入れたアダムスが左ジャブ、右ハイ、左ミドル、右前蹴りという蹴りの間合いから組んで首相撲に。左エルボーを空振りしたが、すぐにカサンガネイの首を取ってヒザを狙う。終了間際に左フックをヒットさせたカサンガネイだが、アダムスのラウンドとなったか。
2R、頭を振って間合いを詰めようとしたカサンガネイが、ショートのボディからアッパー、さらに右ローを入れる。アダムスも右ローを返し、ジャブやストレートを打ち込む。アダムスのハイをブロックしたカサンガネイが右を伸ばし、初回より明らかに懐に入ってボディや顔面に攻撃を仕掛ける。アダムスがテンカオ、ヒザがボディに届くと同時に右を被弾する。
カサンガネイはボディ、アッパーと攻撃のリズムを掴んだか──。左を打たれたアダムスは、右目を気にする。レフェリーが流し、攻撃を纏められたアダムスは残り90秒で、カサンガネイのダブルレッグで背中をマットにつかさせる。アダムスが背中を預けて立ち上がったところでラウンド終了となった。
最終回、左ジャブから右前蹴りでアダムスの顔を蹴ったカサンガネイ。
アダムスはダブルレッグに出るも、カサンガネイはギロチンへ。頭を抜いたアダムスは逆にテイクダウンからバックを許す。ここで動かないと、UFCとの契約は難しくなるアダムス。カサンガネイがワンフックでバックを伺う。カサンガネイは後方から右の勢いのあるパンチを、ガードの上から入れ、そのまま顔面に連打する。
動けないアダムスの左腕を引き寄せて、右ワキの下からアッパー、肩越しにフックを打ち込むカサンガネイの一方的な展開に。
亀でワキ腹にヒザを連打されるアダムスは、カサンガネイの手首を掴んで動かない。焦れたカサンガネイが後方に寝転がりグラウンドに移行しようと試みる。ここで胸を合わせて上を取ったアダムスだが、すぐにカサンガネイが立ち上がってケージに押し込んでいく。アダムスはカサンガネイのヒザを急所に受け、インターバルを得る。
息を整え、最後の勝負に挑むアダムスはカウンターのヒザ蹴りを狙う。ここでも組みを選択したアダムスは、ワキを潜られバックを許し万事休す。カサンガネイが必死にRNCを極めに掛ったが、パンチに切り替えタイムアップに。ジャッジ3者が29-27をつけ、カサンガネイが判定勝ちした。