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【Brave CF38】フランスのグラップラーが、アッパーでサイードをKO。「ライトでもウェルターでも」

<ウェルター級/5分3R>
ブノワ・サンドニ(フランス)
Def.2R1分49秒by KO
マリオ・サイード(英国)

プーケット・トップチーム所属の英国籍を持つクルド人=スピード、対するはヴェノム・ファイトチーム所属のフレンチファイター=サンドニだ。ワンツーを見せて組みついたサンドニが、ケージにサイードを詰める。右腕を差しあげてテイクダウンを奪ったサンドニは、ハーフ・バタフライを越えてハーフへ。サイードが足を戻し、蹴り上げも捌いたサンドニがパスからマウント。足を入れ外ヒール、トーホールドをサイードが狙う。足を抜いたサンドニをダブルレッグで倒し、リバーサルに成功したサイードはバタフライスイープを潰しバックへ。

両足をフックしたサイードは、前方に落とされサンドニがサイドで抑える。残り1分、右のパンチを落とし、クルスフィックスに入ったサンドニは嫌がって背を向けたサイードのバックを取る。立ちあがったサイードは内股を狙うも、胸を合わせたサンドニがケージに押し込みグラップリングMMAが展開された初回が終わった。

2R、左ミドルを2発入れたサンドニ、3発目をキャッチしてテイクダウンを狙ったサイードはヒザ十字に入り、ここから外ヒールに。体を捩じって足を抜いたサンドニは左アッパーを当て、下がったサイードに左ヒザを入れる。倒れたサイードだが殴られながら立ち上がる。ここサンドニは間合いを取り直し、左ジャブから右フック。サイードも大振りのフックを返すが当たらず、ボディにパンチを纏められる。さらに一旦離れたサンドニが左アッパーを打ちこむと、ひと呼吸おいてキャンバスにサイードがしゃがみ込み試合は決した。

過去5戦、4試合で一本勝ちのサンドニが打撃でKO勝ちし「ちょっと自分の打撃を試したいっていうエゴが出た試合になったね。僕はプロでアマチュアじゃないから、練習は続けてきた。ただ、今日は思っていたより早く試合が終わったよ。寝技には自信があるけど、これはMMA。彼が苦手なところで戦った」と勝利を振り返り、ライト級でもウェルター級でもトップと戦いたいとアピールした。


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