【DWTNCS S04 Ep01】スクランブルゲームで引き込みを見せたリヴェラが、ロドリゲスに判定勝ち
【写真】足技を効果的に使い、判定勝ちを手にしたリヴェラ(C)Zuffa/UFC
<フライ級/5分3R>
ジェローム・リヴェラ(米国)
Def.3-0:30-27.30-27.29-28
ルイス・ロドリゲス(メキシコ)
距離を取り蹴り中心で序盤を戦うリヴェラ、ロドリゲスは踏み込んで右を放つ。サウスポーから左ロー、前蹴りを繰り出すリヴェラに対し、右ミドルを蹴ったロドリゲスが軸足を腹割れバランスを崩す。バックに回ったリヴェラが四の字フックへ。ロドリゲスは手首を掴んで胸を合わせに行くと、顔面を殴られながら正対することに成功する。
リヴェラは下になり三角を狙うが、抜いたロドリゲスがスクランブルからスタンドへ。ヒザを入れて離れたリヴェラは、右を被弾しながらダブルレッグに入り、ボディロックでケージにロドリゲスを押し込む。体を入れ替えたロドリゲスのスピニングエルボーをかわしたリヴェラが、間合を取り直す。
残り1分、前蹴り&ローのリヴェラが逆に、ミドルに軸足払いを合わされて姿勢を乱し、下になる。体を起こしたロドリゲスの鉄槌は、勢いこそあったがクリーンヒットはなかった。
2R、引き続きリヴェラの蹴りとロドリゲスのオーバーハンドという流れのなかで、リヴェラが左ストレートをダブルで放って組みつく。フレームを駆使した密着を避けたロドリゲスがワンツーを繰り出す。リヴェラは左ミドルを入れ、左ローへ。ロドリゲスはスラッピーな左右のフックを振るう。
クリンチ&スクランブルの展開から払い腰を狙ったロドリゲス、耐えたリヴェラだがボディロックから後方にスラムのようにテイクダウンを許す。バックに回ったロドリゲスは前方に落とされながら腕ひしぎ腕固めへ。ケージに邪魔され腕を伸ばせないと判断したロドリゲスは絞めに移行する。この姿勢では絞めることはできず、クラッチが外れる。直後のスクランブルでスタンドに戻った両者、リヴェラは後ろ回し蹴りから引き込むなど圧力が落ちた。
3R、ローから拳の攻撃につなげるロドリゲス。蹴りで完結するリヴェラ。ロドリゲスの圧力が優るようになり、組んでシングルへ。スイッチして態勢を変えつつ、エルボーを落としバックを伺うリヴェラは、ガードを選択。ロドリゲスは腕十字狙いを防いでスクランブルでバックに回る。
胸を合わせたリヴェラはシングルから、ケージにロドリゲスをケージに押し込む。ヒザをボディに入れ離れたリヴェラの続くシングルはロドリゲスがスプロール。ここでガードを取ったリヴェラはケージを蹴り腕十字狙いから、ハイガードへ。担いでエルボーを狙い、バックに回ったロドリゲスだが前方に落とされる。
スクランブルからのクリンチ合戦でロドリゲスがケージに押し込み、ダブルレッグを仕掛ける。リヴェラはここもスイッチで対応しエルボーを振り落とす。最終的に背中を譲ってキムラ狙いのリヴェラが、スイープを仕掛ける。この試みはケージに阻まれてロドリゲスがトップをキープしタイムアップとなった。
結果、ロドリゲスの打撃での精度が低いことも影響したか、引き込みを2度見せたリヴェラが3-0の判定勝ちを手にした。