【Invicta FC41】打撃、TD&コントロール、パウンドでブランクフィールドがサンチェスに完勝
<フライ級/5分3R>
エリン・ブランクフィールド(米国)
Def.3-0:30-26.30-26.30-26
ブローガン・ウォーカー・サンチェス(グアム)
ブランクフィールドの右ハイがサンチェスのアゴ先をかすめる。右ジャブを見せて回るサンチェスに対し、ブランクフィールドがワンツーから左エルボーを入れる。サンチェスも踏み込みに右ジャブを当て、頭がのけ反ったブランクフィールドがクリンチへ。すぐに離れサンチェスが右フックをヒットさせ、ジャブを続ける。
ブランクフィールドの前蹴りに左を合わせ、左インサイドローで前足を蹴ったサンチェスだが直後にワンツー右を被弾してダウン。すぐに立ち上がったサンチェスに対し、ギアを上げたブランクフィールドがパンチを纏めると、間合を取り直す踏み込みながら右ハイを狙う。ジャブの応酬に続き、組んだサンチェスは体を入れ替えられそうになり離れる。サンチェスの右ミドルに組みついたブランクフィールドが、力強くボディロックテイクダウンを決める。ハーフから殴るブランクフィールドが初回を10-9✖3でリードした。
2R開始直後から激しく、蹴りを交えパンチを打ち合う両者。ステップイン&右ハイのブランクフィールドが、続いて右ミドルを入れて左ローを蹴り込む。サンチェスも右ジャブを伸ばし、右ローへ。さらにワンツーを入れたサンチェスは組まれてケージに押し込まれる。がぶりからスナップダウンのブランクフィールドだが、サンチェスがすぐに立ちあがってスタンドへ。
サークリングで間合を外したブランクフィールドは、ワンツーを当てた直後にダブルレッグでテイクダウン。ニアマウント、ケージを蹴ってマウントに移行すると、ブランクフィールドがエルボーを落としていく。左右の力強いパンチを打ち、しっかりとマウントを続けたブランクフィールドは自らクルスフィックスへ。腕を抜いたサンチェスだが、もう一度磔状態とされ、逆側の腕にアメリカーナを仕掛けられる。ヒジを引き寄せて耐えたサンチェスの顔面にエルボーを落としたブランクフィールドが、この回も3票を集めた。
最終回、サンチェスの左ストレートをかわしたブランクフィールドが右フックを当てる。続いてサンチェスの蹴りのタイミングでニータップで組みつき、ワキを潜ってバックに回ったブランクフィールドは、正面に回り直してハイクロッチでテイクダウンを決める。サンチェスはパスを許し、サイドで抑えられ懸命にキムラを防ぐ。
ブランクフィールドは肩固めを狙いつつ、サイドで抑えてニーインベリー。ケージを蹴るサンチェスだが足を戻すこともままならない。ブランクフィールドはエルボーを打ちつけ、マウントを取るとさらにエルボーを重ねる。上体を起こして左右のパンチを連打したブランクフィールドは、試合終了まで15秒以上殴り続けた。
抜群の安定度を誇り、キャリア6勝1敗とした21歳のブランクフィールドは「フィニッシュしたかったから、それほど満足していないわ。彼女はタフで、フィニッシュをさせてくれなかった。次はフィニッシュしたい。3Rを通して打撃、組み技、パウンドと私の力を見せることはできたと思う」と話した。