【UFC251】圧力に負けず、ナマジュナスがアンドレジ相手にリベンジ成功
<女子ストロー級/5分3R>
ローズ・ナマジュナス(米国)
Def.2-1:29-28.29-28,29-28
ジェシカ・アンドレジ(ブラジル)
頭を振ってフック、ローを蹴るアンドレジ。ナマジュナスが左ジャブを当て、アンドレジは左右のローを蹴っていく。アンドレジの前進を左ジャブで止めにかかるナマジュナスは、ローに右ストレートを合わせる。左から右フックを振るうアンドレジに対し、左ジャブ、右ストレートをナマジュナスが打っていく。さらに左ヒジを見せたナマジュナスだが、アンドレジが左フックを当てる。頭を振るのがディフェンスでなく、勢いをつけるような動きになっているアンドレジは、ナマジュナスの左ジャブを受けても常に圧力をかけていく。クリンチ狙いに首相撲からヒザを入れたナマジュナスはワンツー、右ストレートを当てる。ダブルを切って、再びヒザを入れるなどアンドレジの動きが見えているナマジュナスは、左ハイをガードし初回を取った。
2R、頭を振り過ぎて、力が逃げているようにも見えるアンドレジ。左右のローを蹴り、左ミドルを狙うも、ナマジュナスが左を当てる。跳びヒザは距離が合わなかったナマジュナスに、アンドレジが右ストレート、ローを蹴り込む。踏み込みにアッパーを合わせたアンドレジだが、ナマジュナスは右ボディフックを打たれてなお左ジャブを連続でいれる。アンドレジは右を入れ、跳びヒザをかわされたナマジュナスが背中からマットに落ちる。
すぐに立ち上がったナマジュナスは右から左フック、ローを蹴り合いヒジを繰り出す。ナマジュナスはテイクダウン狙いを切って離れるが、手数で上回るアンドレジはボディフック、ナマジュナスが首相撲&ヒザを入れる。左フックを2つ当てたアンドレジが、この回を取った。
最終回、左右のフックで前に出るアンドレジがボディから顔面を狙い、左ハイを蹴る。左ジャブを当てたナマジュナスは、手数では譲るが右をしっかり当てる。ただし、こうなると手数と勢いで判断しがちなジャッジはアンドレジにポイントを与えることになるだろう。と、アンドレジは左フックをかわして右を当てると、鼻をカットし大量の出血が見られるナマジュナスを投げ捨てる。
一旦、下に収まったナマジュナスは蹴り上げからスタンドに戻ると、後ろ回し蹴りに続きワンツーの右を打ち込む。首相撲&ヒザを貰ったアンドレジは右を返し、左ジャブを当てていく。軸が乱れるようになったナマジュナスは右フックを被弾するが、ワンツーを返しダブルレッグを決める。その刹那、スイープで上を取ったアンドレジはトップで固めることなく、ナマジュナスの動きに合わせてスタンドへ。アンドレジは右アッパー、ナマジュナスが飛び蹴りを見せたところでタイムアップとなった・
鼻の頭をカットし、左目の下も大きく腫らしたナマジュナスはスラムで敗れ王座を失った1年2カ月前のリベンジを果たした。