【ONE WS10】突進イ・ミンヒョクのパンチをかわして、拳を入れ続けた工藤がONE WSで2連勝
<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
工藤諒司(日本)
Def.3-0
イ・ミンヒョク(韓国)
ワンツーで突っ込んできたイに対し、工藤はテイクダウン狙いからヒザを突き上げる。前に出てくるイを首相撲に捕えヒザを再び見せた工藤は、テイクダウン狙いを切ってがぶりから体を入れ替える。直後にダブルレッグを決めた工藤が、イのスクランブル狙いにがぶってヒザを頭部に入れる。
工藤は立ち上がったイに右、パンチをダックでかわし左を当てる。ダメージを受けたイは右ミドルで姿勢を崩す。殴られながら立ち上がったイ、工藤は左フックに続き、右ハイを蹴り込む。首相撲で息を整えた工藤はヒザ、左のパンチを入れる。右エルボー、ヒザの連打を受けたイは、足がふらつくように。ここで攻め急がなかった工藤は、イが動き始めると右アッパーを繰り出して左に回る。組んできたイをいなしバランスを崩させ、スタンドに戻ってきたところで工藤がパンチを纏める。右を当てて離れた工藤は、そのままラウンド終了を迎えた。
2R、あれだけ攻められながら勢いよく前に出てくるイ。工藤は組まれても、体を入れ替えてコーナーに押し込んでパンチを入れる。ワンツーを打って離れた工藤、イはフック一本鎗のパンチをかわして、組んでダーティーボクシングへ。イをコーナーに押し込んだ工藤が、右上腕を打ちつける。ここからテイクダウンを決めてバックに回った工藤は、正対して立ち上がったイに右を当て、右に回りつつ左をヒットさせる。引き続き左フックから左ハイを繰り出した工藤は、残り75秒でダブルレッグを決める。イは左を差して立ち上がると左エルボー、工藤は首相撲&ヒザを2発顔面に突き上げる。ここから右を2発入れた工藤だが、右目の上を大きく腫らしたイも心は折れないままラウンド終了を迎えた。
最終回、イの前進を回って見やりパンチを入れ、シングルレッグを決めた工藤はがぶりで絞めを狙う。必死に頭を抜いたイに対し、工藤は右ヒジを放つ。残り半分、クリンチから離れた両者はやや遠い位置でパンチを見せ、工藤が右ローを蹴り込む。勢いこそ失わないが、精度は悪いイのパンチ。対照的に工藤のパンチは左右ともイの顔面を捕えている。イは頭から突っ込こみコーナーに工藤を押し込む。すぐに体を入れ替え離れた工藤が左フックを2発当てる。パンチを受けずにボクシングの成長を見せた工藤は、ONE WSで2連勝を決めた。