【UFC246】ロクサン・モダフェリ、女子フライ級注目のメイシー・バーバーに圧勝!!
＜女子フライ級／5分3R＞
ロクサン・モダフェリ（米国）
Def.3-0:30-26.30-27.30-27
メイシー・バーバー（米国）
右ジャブを当てたバーバーは、ロクサンが組んで来ても離れて左ストレートを伸ばす。ロクサンも左ジャブを当て、小刻みなステップから右を放つ。さらに左ジャブを入れたロクサンは、勢いのある右をヒットさせて組みつくと一気にテイクダウンを決める。ハーフで抑えたロクサンは枕でプレッシャーを当て肩固めの機会を伺いつつ、右足を抜いてパス。
バーバーもすぐに足を戻すが、高い位置の抑え込みに対して腰を押してヒップエスケープからスクランブルには落ち込めない。ここからバーバーはギロチンを仕掛けるが、頭を抜いたロクサンが再び足を抜いてニーインベリーからマウントを奪う。胸を合わせてトップを取ったバーバーが左エルボーを落としたが、初回が完全にロクサンがモノにした。
2R、左ジャブを被弾したバーバーは左ヒザを抑えて倒れ、反則の蹴り上げをだしてしまう。これをレフェリーが流し、ロクサンはすぐにパスを決めてサイドで抑える。クルスフィックス&ニーインベリーからマウントを取ったロクサンは左の上腕を落とし、エルボーへ。右エルボーを受けながらブジッリで上を取り返した──流血のバーバーが右エルボーを落とす。ロクサンは下からコントロールし、パンチを受けて腰を切ってフラワースイープに成功する。
パンチに背中を向けたバーバーは、上を向いてもキムラ狙いへ。その腕を跨いで防ぐロクサンは、足を抜いてキムラクラッチを利用して逆サイドに回り込む。立ち上がったロクサンがローを蹴りタイムアップに。
最終回が始まる直前に左ヒザをドクターが見て、試合続行を認める。右を受け、もはや片足状態で戦うバーバーは右を被弾し、ケージ際で叫び声をあげながらテイクダウンを奪われる。バーバーはアメリカーナを取りつつ、スイープを決めてトップを取る。ここからエルボーを落とすも、ロクサンは左を差して柔術立ちを狙う。エルボーを受けながら立ち上がったロクサンは、踏ん張りのきかないバーバーはがぶり、ケージを背負おわせ上を取り返す。そのままトップを取り続けたロクサンは、予想を覆し大差の判定勝ちを手にした。
勝利者インタビューの前にマイクで自身のパフォーマンスを詫び、姿勢を乱したバーバーを見てロクサンは「まず、メイシーがヒザの負傷がすぐに回復することを願っています。彼女に拍手をお願いします」と話し、「全ての面でハードトレーニングを積んできました。もっともっと強くなりたいです」と言葉を続けた。
