＜女子フライ級／5分3R＞
マラ・ロメロ・ボレッラ（イタリア）
Def.2-1:29-28.29-28.28-29
タイラ・サントス（ブラジル）

試合はすぐにクリンチ戦となりボレッラが、ケージにサントスを押し込む。体を入れ替えたサントスは小外掛けでテイクダウンし、スクランブルでバックに回りRNCへ。立ち上がったボレッラに対し、腕を入れ替えて絞めるサントス。ボレッラは手首を掴んでワキを潜らせエスケープに成功する。

離れたサントスにボディロックテイクダウを決めたボレッラが、サイドで抑えて細かいパンチを落とす。エルボーに入れたボレッラ、サントスは足を戻すが払われたパウンドを被弾する。ハーフで抑えてパウンドを落とすボレッラに対し、サントスが両足を戻してラバーガードから三角絞めへ。頭を抜いたボレッラがガードの中に収まったところで初回が終了した。

2R、右を入れて前に出たボレッラがボディロックに。サントスが右を差して耐えるが、小外刈りでテイクダウンを奪う。尻餅からすぐに立ち上がったサントスは首相撲からヒザをボディに突き上げる。胸を合わせたボレッラだが、サントスが体を入れ替える。このままクリンチ戦が残り90秒まで続いた。再開後、すぐにボレッラがクリンチからシングルに出る。両者、首相撲から離れるもボレッラが即クリンチに入り試合は動かなかった。

最終回、ボレッラはやはりクリンチ狙い。サントスは許すまいとボディにパンチを伸ばし、左ジャブを届かせる。ボレッラが一度組みつくが、離れることに成功したサントスは組まれ際に右フックをヒットさせる。疲れか、前進する力が落ちたボレッラに対しサントスがワンツー、ヒザを入れる。ボレッラは蹴り足を掴んで倒そうとするが、ここもテイクダウンはできない。

サントスは左ジャブを当てて、右ストレートと攻めるリズムを掴む。残り70秒のテイクダウンダウン狙いを切り、スタンド戦を展開できたサントスもまた決定機を作ることはできなかったが、最後に右オーバーハンドを2発入れ、圧力を賭けながら試合終了を迎えることとなった。結果、ここもジャッジの判断は割れスプリットでボレッラが勝利した。

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