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【Pancrase296】ジェイコブセンと対戦する藤野恵実「女子も男子も関係なく、MMAとして良い試合を」

Emi Fujino【写真】男っぷりの良さがコメントでも、チョットした所作にも表れるセクシーダイナマイト (C)MMAPLANET

8日(火)、東京都新宿区の和術慧舟會HEARTSで20日(日)に江東区スタジオイーストで開催されるPancrase296に出場する藤野恵実と上迫博仁の公開練習と共同会見が行われた。

ここでは杉山しずかと公開練習を行った──シャロン・ジェイコブセンと対戦する藤野の会見での話をお伝えしたい(要約)。


淑女座りも披露。「籐の椅子を持ってきてほし」と言った──ということはない

淑女座りも披露。「籐の椅子を持ってきてほし」と言った──ということはない

──久しぶりのパンクラスですが、どのような心境ですか。

「前に出たのが5年前の5月で、ちょうど5年ぶりなんです。そこから殆ど海外だったので戻って来られて嬉しいという気持ちがあります」

──インヴィクタに上がっている選手が相手ですが、この先を意識して戦うことをありますか。

「今はこの試合だけを考えていたいので、まずは今回きちんと勝つこと。先は結果次第でついてくるものだと思っています」

──ジェイコブセンの印象を教えてください。

「自分と似ているタイプですね。レスラーですけど、ケージに押しこんで削って来る。勢いもフィジカルもある相手なので、同じ土俵でどっちが強いのかが勝負になると思います」

──レスリングで実績があるようですが、スキル的にも手強いと思っていますか。

キャリア5勝2敗、インヴィクタで3勝1敗のジェイコブセン(C)INVICTA FC

キャリア5勝2敗、インヴィクタで3勝1敗のジェイコブセン(C)INVICTA FC

「自分からテイクダウンを狙うつもりです。もうディフェンスよりも、自分から攻めないと勝てないと思うので」

──試合展開としては、そういう部分の勝負になってきそうですか。

「向うのテイクダウンをディフェンスするよりも、自分から積極的に攻めていきたいと思っています」

──対戦相手がエイミー・モンテネグロから変更されましたが、その辺りの影響はありませんでしたか。

「いつもことなので。ROAD FCなんて4度ほど代わったりして……(笑)。代わらないことがあんまりなかったので、何とも思わないです」

──元の相手の方が戦いやすかったという気持ちはないでしょうか。

「そうですね(苦笑)。ちょっと、あります。でも強い相手と戦いたいという希望を持っていたので、分かりやすく強い方が良いかと思います」

──非常にタフで、打撃を受けても勝負を諦めない選手です。

藤野のいう通り、本当に気が強そうな対戦相手だ(C)INVICTA FC

藤野のいう通り、本当に気が強そうな対戦相手だ(C)INVICTA FC

「タフな試合になることは想定しています。どっちがタフなのかという戦いになると思います。フィジカルも気持ちも強くて対戦相手として申し分ないので、面白い相手を連れてきてくれた坂本(靖。パンクラス・マッチメイカー)さんに感謝しています」

──それはモンテネグロよりも、ジェイコブセンの方が強いという認識でいるということですか。

「それは前の相手に失礼になるので(笑)。でも実績的にも映像を見ても、代わった相手の方が強いと思っています。パンクラスさんのグッドジョブです。あと何試合戦うことができるのか分からないので、弱い相手を連れてこられても別に楽しくもないので。せっかくなら強い相手を呼んでもらえる方がありがたいです」

──ここ数年、タイトルというものに拘りを持って来ましたが、それはパンクラスでも変わりませんか。

「まず勝たないと何も言えないので、そこからです。これに勝ったら、ちょっと言います。チャンスをくれって。まだ1回も勝っていないので、今ソレを言っても説得力がないです」

──国内で今、女子の試合が盛んに行われていますが、海外でずっと体を張ってきた自身の試合と他の選手の違いをどのように捉えていますか。

「えぇ……(苦笑)。まぁ女子は幅が広くて、比較的誰でも出やすいのでレベルの差があるんですけど……普通に女子も男子も関係なく、MMAの試合として見てもらいたいので、それなりにレベルの高い試合をしたいと思っています」

──盟友の浜崎朱加選手がRIZINで勝利し、V.V Mei選手は藤野選手の前日にONEで戦います。そのなかで最後に戦うことに関して、どのような気持ちですか。

「ホント、若手にはババァ追い越してみろよって思っているので。浜ちゃんも言っていたのですが、誰も挑戦してこないのはぬるいなって本当に思っています。名前を出せよって、これだけいるんだから。それもあって皆、日本に対戦相手がいなくて外に出ていったわけじゃないですか。

女子の格闘技と言っているんだったら、喧嘩でも売ってこいと思っています。浜ちゃんの試合は凄くレベルが高くて、一本取れなかったけど地上波で流してもらったのは嬉しかったです。強いな、浜崎朱加と思ったので。

Vはこれからですけど、前回の試合もあの時のベストファイトぐらいになっているので、やっぱりそういう試合を私達はできるし、皆で見せていきたいと思っています。どこまで持つかも分からないですけど、下の子たちでは手が届かない場所、レベルで戦いたいです」

──改めて、この試合でどういった姿を見せたいですか。

「ババァ舐めんなよって。やってきた量も誰にも負けないと思っているので。それを試合で出したいです。氷河期からやってきた怨念みたいなものを皆、持っているので。良い所だけ持っていくなよ、トントンって(笑)」

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