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【Shooto2024#04】藤野恵実がマウントパンチでTKO勝利。デビュー20年目・30勝目の修斗王座戴冠

<修斗女子ストロー級王座決定戦/5分5R>
藤野恵実(日本)
Def.3R3分43秒 by TKO
杉本恵(日本)

杉本がジャブと左右のロー、藤野も右を振って前に出る。杉本は細かくフェイントを入れてジャブを伸ばし、右ストレートのカウンターを狙う。組みつく藤野だが、ここは両者が離れる。杉本はジャブで距離を測ってワンツー、藤野が前進するところを上手く崩して組む。

ここも両者はすぐに離れた。距離を詰めたい藤野に対し、杉本はジャブとワンツー。藤野も顔とボディに振って左フックを狙う。藤野が左フックを打つと、杉本がシングルレッグに入り、藤野がギロチンチョークへ。杉本が頭を抜いたところでラウンド終了となった。

2R、杉本がジャブとインロー。藤野は前に出て左右のパンチを当てる。杉本はしっかり距離を取ってジャブを当て、藤野は思い切り左で飛び込む。杉本がジャブを突き、藤野が右をかぶせて前に出ていくと、杉本は右ストレートを狙う。藤野は細かい打撃をもらっても前に出て右ストレート。これで杉本をケージまで下がらせ、組みついてボディにヒザ蹴りを入れる。

離れた杉本は距離をとってジャブを打つが、藤野はジャブに合わせて組みついてケージへ押し込む。杉本の顔を突き放してパンチを打ち込んだ。離れた杉本はスピニングバックフィストを立て続けに放つ。藤野はこれに合わせて組みついてバックへ。ハーフガードでトップキープしてヒジを落とし、杉本が体を起こすとがぶってパンチを入れる。

3R、杉本がジャブ。藤野がワンツーを当てると、杉本が右目を気にする素振りを見せる。杉本はダブルレッグに入るがテイクダウンできない。距離が離れると再び杉本がシングルレッグに入ると、藤野がそれを潰してマウントポジションを取る。

ここから藤野がパンチを落とし、足を一本戻されても鉄槌とヒジを連打する。杉本も亀になって立ち上がろうとするが、藤野はポジションをキープして殴り続ける。最後は藤野がマウントパンチの連打でレフェリーが試合をストップした。

試合後、藤野は「プロ20年目、30勝目で修斗のベルトを獲りました。私は運動神経がなくて、センスもなくて。でもずっとみんなが支えてくれるし、応援に来てくれて、練習もしてくれて。いつも諦めずに続けてよかったと思わせてもらっています。格闘技が大好きで、仲間たちが大好きで、いい格闘技人生を送っています。まだ続けます。もっと強くなりたいんで」と語った。


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