【ONE62】VV.mei、文句なしの判定勝利でイニオンにリベンジ
<女子アトム級(※52.2キロ)/5分3R>
VV.mei(日本)
Def.3-0
ジナ・イニオン(フィリピン)
細かく前後ステップするmeiが右のパンチから組みつく。イニオンがケージに押し込む形となり、細かく足にヒザ蹴りを入れる。ブレイク後、今度はイニオンが右ストレートから前に出ていく。パンチのフェイントから組みついたmeiは自らグラウンドに引き込んで、すぐさまバタフライガードからスイープしてトップポジションを奪う。インサイドガードからヒジを落としつつ、パスガードを仕掛けるmei。両者グラウンド状態でイニオンがmeiの顔面を蹴ってしまい、試合が一時中断。スタンドからの再開となる。
ワンツー、左フックで前に出るmei。イニオンは右ストレートから左ミドルを蹴る。序盤の展開と同じく右から組みついたmeiは、ケージに押し込まれながらも引き込み→バタフライガードからスイープですぐにトップポジションへ。イニオンの腕十字に対処しつつ、パスガード&パウンドで攻勢を印象づけた。
2R、ワンツーで前に出ていくイニオン。meiはそこにシングルレッグを合わせてテイクダウンを奪う。ハーフガードで上になったmeiはしっかりとトップキープ。イニオンが脇を差して身体を起こしてくると、イニオンの頭を潰してパンチを落とす。
一度、ポジションを返されそうになるが、トップポジションは許さないmei。逆にパスガードしてマウントポジションを奪うと、パンチを落として腕十字を狙いつつバックへ。正対しようとするイニオンの身体をしっかりとコントロールしてサイドポジションに収まり、顔面へのヒザ蹴りから肩固めへ。これが極まらないとみるや、すぐにマウントポジションに移行して、背中を見せるイニオンにパンチを連打して2Rを終えた。
3R、meiがワンツー、飛び込むような右ストレートを当てる。イニオンも続くタックルはしっかりと切り、引き込むmeiからすぐに距離を取る。スタンドの攻防になるとmeiがパンチから左ミドル。イニオンが蹴りを返すと、これがローブローとなり、一時試合が中断となる。
再開後、パンチのフェイントから右ローのmei。イニオンがパンチで前に出てきても右を当て、距離が離れると左フックで飛び込む。蹴りのフェイントから飛び込むmeiに左フックを返すイニオン。meiは右ストレートから組みついてシングルレッグ、スタンドで後ろを取ると、そのままテイクダウンしてサイドポジションを奪う。
顔面にヒザ蹴りを入れつつ、ガードに戻されてもしっかりパンチを落とすmei。イニオンの立ち際にもパンチをまとめる。最後はスタンドの攻防に戻り、meiがシングルレッグからテイクダウンを狙ったところで試合終了。文句なしの判定勝利でmeiが3年8カ月前にPXCで敗れているイニオンへのリベンジを成し遂げた。