【Bellator172】トコフがパウンドアウト。セコンド=ヒョードルは「決められた日に戦います」
<ミドル級/5分3R>
アナトリー・トコフ(ロシア)
Def.2R2分24秒by TKO
フランシスコ・フランス(ブラジル)
RIZIN出場経験もあるトコフが、前後に動いて距離を詰める。四つ組のケージ際のクリンチ合戦となり、トコフがフランスを押し込み大内刈りでテイクダウンする。フランスがクローズドガードを取り、腰を切って腕十字を狙う。反応したトコフがパウンドを落とすが、再びフランスが腕十字から足をすくっていく。クラッチを懸命に組むトコフは、三角クラッチから腹ばいにされるも、ヒジを抜いて立ち上がることに成功した。
2R、フランスのテイクダウンをスプロールしたトコフが、やや大振りの右を振るう。続いてショートの右アッパーを入れたトコフに対し、フランスが右ストレートを返す。接近戦でアッパーを連打したトコフに組み付いたフランシスは、隅返しのように尻もちをついてから上を取ろうとする。
トップをキープしたトコフは立ち上がって、ガードを取るフランスに蹴りを見舞うとこれが急所を当たってしまう。インターバルをおいて試合が再開されると、フランスが右を伸ばしトコフが右を返していく。接近戦でスリップしたフランスがガードを取る。ここでトコフが右のコンパクトなパウンド、この一発で動きが止まったフランス。続くパウンドの連打で試合は決した。
「こんなにレスリングで戦うことが難しいとは思っていなかった。腕を取られてナーバスになったよ。また、ここで戦いたい」と話したトコフに続き、彼のセコンドのエメリヤーエンコ・ヒョードルにマイクが向けられる。
「こんばんわ、皆さん。マットも自分もこの日のためにハードな練習をして備えてきた。でも、彼の病気でこういうこといなってしまいました。今は彼は病院にいる。また、スコットが決めた日に戦います」とラストエンペラーは語った。