【VTJ08】山本勇気が甲乙つけがたい接戦から、RNCを取り武田から一本勝ち
<155ポンド(70.3キロ)契約5分3R>
山本勇気(日本)
Def.3R3分35秒by RNC
武田飛翔(日本)
サウスポーの武田がまず左ロー、これをよけた山本が左ローを入れる。武田は左ミドル、対して山本が右ローを蹴っていく。武田のスピニングバックフィストは辺りが浅く、逆に山本がボディストレートを打ち込む。武田の2度目の回転バック拳は前回よりも山本のアゴを捉える。しかしパンチが大きな武田に対し、山本はダイレクトに右を伸ばす。武田も走り込みながら右ストレートを当てるなど互角の展開が続く。山本のローにパンチを当てた武田、そのまま山本はスピニングバックフィストを見せる。終了間際にも互いに回転系の動きを見せ、ほぼイーブンの初回が終わった。
2R、武田は掛け蹴りも空振りに。山本もサウスポーを織り交ぜて打撃戦を展開する。左ストレートで前に出た武田だが、続く右フックは空振りに。山本は右ロー、左ジャブを伸ばすが互いに距離がやや遠い。武田は左ミドルを2発入れるが、山本はニータップ。ほぼ耐えることなく、尻餅をついた武田はそのまま立ち上がる。右から左、フックで前に出た武田に山本は左フック、そして右ボディアッパーを打ち込む。
と続く右ローが急所に入り試合が中断。再開後、山本は右ロー。武田は左ミドルを返す。山本は自らの右ハイでバランスを崩すもすぐに立ち上がる。そこに右ジャブを入れた武田。この回も甲乙つけたがい5分となったが、武田のミドル、山本のローをどのようにジャッジが判断するか。
最終回、武田のスピニングバックフィスト、山本は後ろ回し蹴りを繰り出す。ここで山本が右ハイから組みへ行く。テイクダウンでポイントゲット狙いか。体を回して離れた武田は左ストレート、そのまま組んでケージ際へ。体を入れ替えた山本がスピニングバックキックも、姿勢を乱したところで押し込まれて尻餅をつく。すぐに立ち上がった山本は、ローでバランスを崩した武田からバックマウントを奪取。
四の字フックで捉えた武田に後方から山本がパンチを入れていく。残り2分、胸を合わすことができない武田に山本がRNCに。深く左腕が喉元に食い込み、武田がタップした。勝利した山本は修斗世界ウェルター級の上位との対決、そして大晦日のRIZINへの出場をアピールした。