【UFC197】セルジオ・ペティス、まとめてケレイデスにフルマークの判定勝利
<フライ級/5分3R>
セルジオ・ペティス(米国/14位)
Def.3-0:30-27.30-27.30-27
クリス・ケレイデス(カナダ)
小刻みなステップ、スイッチを多用するスタンスからセルジオが右を伸ばす。ケレイデスが前に出ると、サークリングで距離をキープすると左ジャブを繰り出す。組みたいケレイデスだが、距離をマネージメントできずローからパンチを被弾する。そのケレイデスのテイクダウン狙いをカットして右を入れたセルジオは左右に大きくステップを踏む。ここでケレイデスがシングルからドライブ、ケージを背にしたセルジオはいなしてケージ際から離れると左ジャブを当てる。右フックを受けて組んだケレイデスだが、セルジオは倒れず逆に蹴り足をキャッチし、軸足を払ってテイクダウンに成功する。蹴り上げから立ち上がったケレイデスの前進に右フックを入れたセルジオが初回を取った。
2R、ニータップでテイクダウンに成功したケレイデスに対し、セルジオは糸通しから三角を狙う。リストをほどき、立ち上がったケレイデスだがバタフライスイープで上下を入れ替えられてしまう。トップを取ったセルジオは右エルボー、ケレイデスもバタフライガードからスクランブルへ。続くシングルにパンチを入れ、がぶったセルジオだが右腕を差したケレイデスがバックコントロールへ。胸を合わせたセルジオが体を入れ替えるも、ケレイデスが離れる。フックの打ち合いで打ち勝ったケレイデスだが、右ハイを受けそうになり蹴り足を取られて押し込まれる。離れ際に左ハイを放ったセルジオが右ストレートを打ちこんだが、ほぼ互角のラウンドであった。
最終回、パンチの交換からすぐにクリンチの攻防となり、セルジオがケージにケレイデスを押し込む。離れて間合いを取ったセルジオがテイクダウンに成功する。ハーフからパンチを落とすセルジオに対し、ケレイデスはバタフライフックから隙間を作って柔術立ち。残り2分となり打撃戦でセルジオがショートフックを連打する。さらにシングルからダブルに移行してテイクダウンを狙うと、ケージにケレイデスを押し込んだ状態でシングルからレッグリフト、エルボーを頭に受けると両差しに移行する。
ボディにパンチを連打したケレイデスは、セルジオが離れるとダブルを仕掛ける。セルジオはギロチンからがぶって離れる。すぐにダブルを仕掛けたセルジオ、ケレイデスはぺルヴィアン・ネックタイを狙うもタイムアップに。マネージはできたが決定打はなかったセルジオ。フルマークで判定勝ちを収めたが、UFCデビューの頃のインパクトは残せなくなってきた。