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【ONE41】ロシア人同士のミドル級戦。V.Vmeiは19歳のリーと世界戦。朴×トンガー、水野出場も……

ONE42【写真】シンガポール大会らしい豪華な顔ぶれが揃いそうだが、青木真也の出場はないのか……5月6日ONE41 (C)MMAPLANET

1日(金・現地時間)、ONEより5月6日(金・同)にシンガポールのシンガポール・インドアスタジアムで開催されるONE41「Ascent to Power」で世界ミドル級選手権試合=王者ヴィタリー・ビクダシュ×挑戦者アレクセイ・ブトリン、初代世界女子アトム級王座決定戦=アンジェラ・リー×V.Vmei、そしてジャダンバ・ナラントンガラグ×朴光哲のフェザー級戦が行われることが発表された。

ミャンマー、中国、タイと活動範囲を広げるONEが本拠地シンガポールに戻るイベントでベン・アスクレン、青木真也、ビビアーノ・フェルナンデスの名前はなく、2つの世界戦が発表された。

ミドル級世界王者ビクダシュはキャリア8勝0敗のロシア人。9月に前王者イゴール・シヴィリに逆転TKO勝ちでベルトを巻き、これが初防衛戦にある。対して挑戦者のブトリンもロシア人ファイターでキャリア10戦10勝で無敗、ONEではレオナルド・アタイジにサッカーボールキックで勝利している。無敗同士のロシア人同士の対戦がシンガポール大会のメインとなる。

シンガポール系カナダ人の父、韓国系の母の間でバンクーバーで生まれ、ハワイで育ったリーは、現在はシンガポールのイヴォルブMMA所属。ONEの昨年5月大会でプロMMAデビューを飾った19歳は、現時点でキャリア5連勝中で現地で絶大な人気を誇る。このまま勢いに乗って――V.Vmeiと早くも世界王座を賭けて戦うこととなった。綺麗な打撃と、寝技で強さを見せるリーだが、これまでV.Vmeiのようなキャリアのファイターとの対戦はない。V.Vmeiとしては空手、柔術、MMA、そしてシュートボクシングを戦い抜いてきた意地を見せたいところだ。

フェザー級転向以降、3連勝中のヴィーガン・ファイター=朴光哲が前ONE世界フェザー級王者ナラントンガラグと戦う一戦も非常に注目度が高い。距離とタイミングを鑑みつつ、その部分を超越した根性マッチをファイターとして心棒と朴が、ナラントンガラグの圧力の前にどのようなファイトを見せるか。ここで勝てば、ライト級に続く世界王座挑戦も見えてくる試合となる。

なお、同大会ではホジャー・グレイシー×ミカル・パスタルナック、水野竜也×シルヴァイン・ポタール戦など8試合が現時点で発表されているが、この時期のシンガポール大会出場が有力視されていた青木に関してのアナウンスはなし。ONE世界ライト級王者のホームケージでの次戦がいつになるのか気になるところだ。

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