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【HEAT37】スギモト&カルヴァロは王座初防衛、春日井が手塚を下しバンタム級王者に

HEAT MMA Champions【写真】 カルヴァロとスギモトは初防衛に成功。春日井が最後のバンタム級戦で新王者に(C)MMAPLANET

6日(日)、名古屋市熱田区の名古屋国際会議場イベントホールで開催されたHEAT37。トリプルメインイベント=3階級のタイトル戦はウェルター級とミドル級は王者が防衛成功、バンタム級は春日井健士が、手塚基伸との接戦をスプリットで制し――最後のバンタム級戦でベルトを奪取した。

<HEAT MMAウェルター級選手権試合/5分5R>
ネルソン・カルヴァロ(スイス)
Def.1R0分52秒by RNC
レッツ豪太(日本)

Carvalho試合開始直後に右ハイキックを決めたカルヴァロ。崩そうになりながらレッツ豪太は右足をキャッチしにかかるも、カルヴァロは潰して鉄槌を落とす。

バックに回られないようレッツが差し伸ばした右手もろとも、右足でフックしケージを利して、頭で倒立するようにバックマウントを奪取する。そのまま右手のみで絞めあげるようなRNCでタップを奪い、秒殺王座防衛となった。

<HEAT MMAミドル級選手権試合/5分5R>
エンリケ・スギモト(ブラジル)
Def.1R4分45秒by TKO
坂下裕介(日本)

Sugimoto序盤は鋭く重いローを蹴っていった坂下は、スギモトの右ハイもブロックしていく。距離をコントロールし、スギモトの振りが大きくなるとテイクダウンを合わせにいくかと思いきや、坂下はさらに大きな振りでパンチを放つ。

打ち合い上等のスギモトが、左右のフックを伸ばしながら組みにいくが、坂下は2度に渡り阻止し2度目はアームドラックからバックを伺うような動きも見せた。その後も真正面からの打ち合いに応じた坂下は右を被弾してマットに崩れる。ここはすぐに立ち上がったが、打撃で劣勢になり遠い距離から仕掛けたダブルレッグも切られる。

殴りもテイクダウンも真っ向勝負の坂下は左フックを被弾し腰から崩れそうになるが、組んでごまかす。打撃戦はいよいよスギモトが優勢になるなか、右を2発貰った坂下は腰砕けのようにテイクダウンを取られる。立ち上がり際にパウンドを連打され動けない坂下を見て、レフェリーが試合をストップした。

本来は打撃戦のなかでテイクダウンを狙う作戦だった坂下だったが、この試合で勝っても負けても最後にすると決めており――悔いなく現役生活に別れを告げたかったのか、打ち合いに出て敗れた。

<HEAT MMAバンタム級選手権試合/5分5R>
春日井健士(日本)
Def.2-1
手塚基伸(日本)

1R代役出場で1階級上の王座に挑戦することとなった春日井は、手塚とプレッシャーを掛けあう。手塚に組まれた春日井は右手をオーバーフック、残った方でパンチを連続で打ち込む。春日井はここは離れたものの、距離が詰まったところでパンチを受けて後方にダウンする。

すぐに組みに立ち上がったがボディロックで倒され、マウントを奪われる。バックマウントから胸を合わせた春日井は、スイープ狙いを潰してトップで初回終了を迎えたが、完全に手塚のラウンドだった。

2R2R、右ミドルや三日月蹴りを効かせるようになった春日井が、左ジャブから右ストレートにつなげ打撃戦で優勢に。

しっかりと左ジャブから右ストレートを伸ばす春日井とは対照的に、手塚は飛び込むような左フックが多い。打撃戦を嫌がるように組んでドライブしたチャンピオンだが、ここは春日井が抑えた。

3R3R、手塚のプレッシャーを受けるとケージ際を右へ移動する春日井。組まれても手塚が自らリリースすることも増え、かなり消耗している様子が伝わってくる。

右ハイや右ローを蹴り込んだ春日井だったが、ローに左フックを合わされる場面も。それでも勢いは確実に春日井へ。蹴り&パンチとも手数で手塚を上回り、自分の距離で戦うようになった。

4R4Rも打撃で試合をリードしたのは春日井。腹を効かせ、手塚の動きを見切るようになった春日井が、蹴りを多用しキャッチされても倒れない。

それでも終盤、ダブルレッグでテイクダウンを奪った手塚だったが、ガードのなかで春日井と胸を合わせた状態で動きを止め、逆に下からのエルボーを何発も打ち込まれた。

5R最終回、最後の5分間はより積極的に打撃を出し合った両者。そこから組んでクリーンテイクダウンを狙う手塚は、シングルからケージに春日井を押し込むが上を取り切れない。蹴りもパンチも右側からの攻撃で手塚の動きを止る春日井が、手塚のシングルレッグを切る。

終盤、右ミドルをキャッチされてテイクダウンを狙われた春日井は背中を見せつつ、すぐに小手を巻いて投げを狙う。これは決めきれなかったが、最後の打ち合いでローを入れた春日井は、右ストレートから左ジャブを当てる。

試合終了後も厳しい表情のままだった春日井が、スプリット判定までもつれ込んだ接戦を制し、HEAT MMAバンタム級のベルトをその腰に巻いた。「この試合、判定で勝ててないのは僕が一番分かっています。でも練習してくれた人たち、応援してくれた人たちに感謝します。僕がバンタム級で戦うのは最後です。フライ級でUFCと早く契約したいです」と笑顔のないまま――フライ級のバンタム級王者は話した。

■ HEAT37試合結果

<HEAT総合バンタム級選手権試合/5分5R>
春日井健士(日本)
Def.2-1
手塚基伸(日本)

<HEAT総合ミドル級選手権試合/5分5R>
エンリケ・スギモト(ブラジル)
Def.1R4分45秒by TKO
坂下裕介(日本)

<HEAT総合ウェルター級選手権試合/5分5R>
ネルソン・カルヴァロ(スイス)
Def.1R0分52秒by RNC
レッツ豪太(日本)

<キック・ヘビー級/3分3R>
キム・ギルジェ(韓国)
Def.1R0分54秒by KO
プリンス・アリ(イラン)

<総合フライ級/5分3R>
キム・キュソン(韓国)
Def.2R3分16秒by 腕十字
加マーク納(日本)

<キック・スーパーヘビー級/3分3R>
楠ジャイロ(ブラジル)
Def.3-0
ホ・ジェヒョク(韓国)

<キック・ミドル級/3分3R>
廣虎(日本)
Def.1R1分52秒by KO
田中STRIKE雄基(日本)

<総合無差別級/5分3R>
チョン・ダウン(韓国)
Def.3R2分24秒by TKO
ルーカス・タニ(ブラジル)

<キック・ライト級/3分3R>
般若HASHIMOTO(日本)
Def.1R2分18秒by TKO
利×希(日本)

<総合85キロ契約/5分3R>
フェリペ・スギモト(ブラジル)
Def.1R2分57秒by TKO
清(日本)

<総合バンタム級/5分3R>
竹本啓直(日本)
Def.1R3分21秒by RNC
辻川力也(日本)

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