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【UFC195】トップ中のトップ=マクドナルド戦へ。金原正徳、ネクストステップのための集大成

Masa Kanehara【写真】トップ中のトップ=マイケル・マクドナルドと対戦する金原(C)MMAPLANET

年が明けて2016年1月2日(土・現地時間)、ネヴァダ州ラスベガスのMGMグランドガーデン・アリーナでUFC 195「Lawler vs Condit」が開催される。メインは大会名通りロビー・ローラー×カーロス・コンディットのUFC世界ミドル級選手権試合だ。

そんなUFC2016年、第一弾には日本から金原正徳、田中路教の2人が出場する。紆余曲折を経て昨年9月の日本大会でオクタゴンデビューを果たした金原は、ブラジル~フロリダ、そしてサンディエゴと開催地&時期が変更された7月のハニ・ヤヒーラで惜敗。UFC生き残りを賭けて戦うのは、ランクは8位ながら実力はトップ級のマイケル・マクドナルドだ。

マクドナルドは1991年1月生まれの24歳、戦績は16勝3敗とくれば──よくいる日本では名前の知られていない強豪と取られがちだが、マクドナルドは決して「よくいる」選手ではない。ベイエリア内陸部のモデスト出身で、隣町オークデイルで元カジュケンボー指導者のトム・セオファノポロス門下となりキックボクシングを始めた。その後、柔術にのめり込み、14歳の時にアマチュアMMAを経験。16歳でプロデビューを果たしている。

【写真】10代の頃からパワフルな右を主武器にしてきた(C)MMAPLANET

【写真】10代の頃からパワフルな右を主武器にしてきた(C)MMAPLANET

19歳でTPFバンタム級王座を獲得すると、WECと契約し2011年にUFCに籍を移した。その後は4連勝でヘナン・バラォンとの暫定王座決定戦に臨むが、ここでオクタゴン初黒星を喫し、以来ブラッド・ピケットに勝ちユライア・フェイバーに敗れた。このユライア戦後、拳や手首の手術を繰り返し金原と試合が実に2年振りの実戦となる。

マクドナルドの武器はパワフルな右フックと、ベーシックな柔術。いってみればこの2つの武器でこれまでのキャリアを築いてきた。特に前進とともに繰り出されるラッシュには警戒が必要だ。前足か変わらず前進すれば左フック、続いて奥足を踏み込んで右フック。この勢いに飲み込まれると、KOパンチをかわしてもテイクダウンに持ち込まれるケースが多い。

金原としては、当然のことながらしっかりと距離を保ち、ラッシュに真っ直ぐ下がらないことがまず重要になる。そして打撃の間合いになったところで組みに行く、もしくはカウンターだ。特に左に合わせてパンチを出すと、必殺の右の餌食となることが考えられるために、マクドナルドの一番の武器である右の後に左ボディで腹をえぐって動きを止めたい。

世界は取っていない、しかしバラォンとユライアにしか負けていないトップ中のトップを相手に対し、金原は「勝っても引退しても良い」ぐらいの覚悟をもって年の瀬にラスベガスに向かった。もちろん、そうなってもらっては困るが、気持ち&技術的にキャリア12年の集大成を見せてほしい。

■ UFC195対戦カード

<UFC世界ウェルター級選手権試合/5分5R>
[王者] ロビー・ローラー(米国)
[挑戦者] カーロス・コンディット(米国/4位)

<ヘビー級/5分3R>
スタイプ・ミオシッチ(米国/3位)
アンドレイ・オルロフスキー(ベラルーシ/2位)

<ウェルター級/5分3R>
アルベルト・トメノフ(ロシア)
ロレンツ・ラーキン(米国)

<フェザー級/5分3R>
ディエゴ・ブランダォン(ブラジル)
ブライアン・オルテガ(米国)

<ライト級/5分3R>
エイブル・トゥルージロ(米国)
トニー・シムズ(米国)

<バンタム級/5分3R>
マイケル・マクドナルド(米国/8位)
金原正徳(日本)

<ウェルター級/5分3R>
カイル・ノーク(豪州)
アレックス・モロノ(米国)

<女子ストロー級/5分3R>
ジャスティーン・キッシュ(米国)
ニーナ・アンサロフ(米国)

<ライト級/5分3R>
ドリュー・ドバー(米国)
スコット・ホルツマン(米国)

<ライト級/5分3R>
ダスティン・ポイエー(米国/12位)
ジョセフ・ダフィー(アイルランド)

<バンタム級/5分3R>
ジョー・ソト(米国)
田中路教(日本)

<ウェルター級/5分3R>
エドガー・ガルシア(メキシコ)
シェルドン・ウェストコット(カナダ)

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