【TPF05】マクドナルド、完全KO勝利でバンタム級王者に
■TPFバンタム級選手権試合/5分5R
マイケル・マクドナルド(米国)
Def.2R1分12秒by TKO
コール・エスコヴェド(米国)
【写真】スタンドゲームでコール・エスコヴェドを全く寄せつけなかったマイケル・マクドナルド、末恐ろしい19歳だ (C) DAVE MANDELL
エスコヴェドのローに対し、ワンツーを返したマクドナルド。様子見の展開になると思いきや、いきなり鋭い右を伸ばしていく。左アッパーからさらに右を重ねるマクドナルド、続いて左ハイを放ち、右ストレートでエスコヴェドのバランスを崩す。
右のスーパーマンパンチ、一度距離を取って左右のストレートで距離を詰めたマクドナルドが、エスコヴェドをケージに押し込みつつも、ここは自ら距離を取る。前に出てきたエスコヴェドに左を放つマクドナルド、スタンドの打撃戦で試合をリードする。
距離を詰められたエスコヴェドが首相撲の態勢にはいるが、マクドナルドは構わず左右のフックを放ち、すぐにバックステップで距離を取る。前に出てプレッシャーを与えたいエスコヴェドだが、マクドナルドは右をヒットさせ、さば折りからテイクダウンに成功する。
柔術茶帯のマクドナルドだが、寝技には移行せず、スタンドでエスコヴェドが立ち上がるのを待つ。この後、もう一度テイクダウンに成功したマクドナルド、そこでもスタンドで待ち構え、エスコヴェドに左右のフックをヒットさせ、さらにケージ際でパンチを重ねる。ラウンド終了直前に、3度目のテイクダウンを奪ったマクドナルドが、まずは初回を制した。
2R、打撃でプレッシャーを与えるマクドナルド、エスコヴェドが打ち返してくると組みついてテイクダウンを狙う。大外の軌道の右フックが効果的なマクドナルド、とストレートを打ち抜きエスコヴェドをケージまで後退させ、右フック2発を叩きこむ。
腰が折れ、完全に動きが止まったエスコヴェドに右アッパー、左の追撃を入れると、レフェリーが試合をストップ。19歳、マクドナルドがパーフェクトウィンで、エスコヴェドを下し、TPFバンタム級王座を手にした。