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【Pancrase】網膜剥離から5カ月、久米鷹介<02>「一つ一つ用意された試合を勝ち続けるしかない」

Takasuke Kume【写真】もう若手ではない。国内トップに立つために猶予は少なくなっている自覚を持つ久米(C)MMAPLANET

網膜剥離が発覚し長期欠場を強いられた久米鷹介インタビュー後編。徳留一樹×北岡悟という自らが戦う場所で、大きな地殻変動が見られた後に、UFCではかつてのライバルが苦戦を強いられる姿を目にした。

そんな二つの試合から、現在の自分の位置を知ることとなった久米が、復帰の時期を明言した。
<久米鷹介インタビューPart.01はコチラから>

──よりスキルアップしないといけないという意識の方が強くなったわけですね。

「もう年齢的にも30歳になりましたし、時間を掛けて強くなるなんて言っていられないので。もう一歩の幅を大きくしてステップアップを図らないといけないと思っています」

──ALIVEは若い選手が戦績を積み、加藤久輝選手やボブ・アームストロングという中量級のファイターもいて、プロの選手層が一時期のように厚くなってきました。

「発さんとずっと2人でやっていたこともあったので、今は小さい選手や大きな選手ではあるのですが、活気が出てきました。同時にTSジムに行ってバチスタ・ヨシムラ選手、少し大きいのですがエンリケ・スギモト選手とも練習するようになったんです。TSジムで重久コーチが指導するようになって、そのクラスに参加させてもらっています。

バチスタさんは同じ階級で柔術も強いし、手の内がまだ分かっていない者同士という部分で良い練習になっています。発さんだと、もう僕の弱点を知り抜いているので、完全にテクニックに封じ込まれてしまうことが多くて……。それがバチスタさんだと力で吹っ飛ばされるようなこともあり、逆に新鮮です(笑)」

──もうマゾですね(笑)。

「いや、そんなことは……。ROAD FCでエドゥアウド・シモエスと試合をした時にバチスタさんがALIVEに来てくれて。もう2年近く前ですけど、そんなこともあって石川選手との試合が決まった時から、また一緒に練習させてもらおうと思っていたんです。で、ようやく目も回復したのでTSジムにお世話になっています。バチスタさんも、またどんどん試合に出ていくようなので一緒に頑張っていければと思います」

──久米選手としては、今後もパンクラスで戦うのであれば目標は徳留選手になるわけですね。

「今は口にするのも憚れるほど、差がついたと思っています。徳留選手が北岡選手に勝ったこともそうですが、こないだのUFCでナム・ウィチョルがあんまり名前を知らない選手に負けてしまったじゃないですか」

──ハイ、マイケル・デラトーレにスプリット、その前のフィリップ・ノヴァーにスプリットで敗れ2連敗です。

「あのナム・ウィチョルが競り負けて……。僕は彼に競り負けているので、考えることは多いです。あの最後の粘りが脅威だったのに……。しかも、技術的にも圧されて弱気になっていた。あれはショックでしたね。ましてや、よく分からない相手だったのに。

だからもう、ホントに僕自身はUFCなんて以前のように口にできないです。もう目の前のベルトを目指す。徳留選手に挑戦できるよう、一つ一つ用意された試合を勝ち続けるしかないです。目の方は問題ないので、しっかりと練習していきます」

──その復帰戦はいつ頃になりそうですか。

「まだハッキリ決まっていないのですが、実は1月31日の大会にオファーを貰っていました。でも、もっとしっかりと準備したいということで、お断りさせてもらったんです。その時の話だと、その次は3月が有力のようなので、しっかりと3月を目標に仕上げていきたいです。頑張ります」

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