【TOP FC09】唐突な幕切れも、冴え渡った蹴り技=イ・ミングの今後に要注目
<フェザー級/5分3R>
イ・ミング(韓国)
Def.1R1分45秒by TKO
チョ・ソンウォン(韓国)
鋭い左ミドルから左フックを振るうイ・ミングが、距離を詰めて来たチョ・ソンウォンを首相撲に捉える。離れた両者、イ・ミングは右ロー。続いて左ローからワンツーと対角線コンビネーションを披露する。チョ・ソンウォンが逆にワンツーも、イ・ミングは勢いのある左ハイを2発ガードの上から、ワンテンポ置いて、もう一発ガードのないところで左ハイを当てていく。
チョ・ソンウォンの前進を右前蹴り、左ミドルで止めたイ・ミングが、引き続き上中下に左右から蹴りを見せる。チョ・ソンウォンもワンツーを返すが、まだ自分の距離は取れていない。ここでレフェリーがブレイクを命じ、チョ・ソンウォンにドクターチェックが入る。ハイキックでカットしたが、右目尻が割れたチョ・ソンウォンは右手を振るって続行をアピールする。
しかし、ドクターは首を横に振って続行不可能を命じる。座り込んだまま、なかなか起き上がらないチョ・ソンウォンがケージ中央に戻される。結果、ドクターストップでイ・ミングがTKO勝ち。カットではあるが、的確な蹴りを入れていたイ・ミン、KTTの新鋭の今後に要注目だ。